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山田のトリプルスリー、広島連覇の可能性は? 団子状態のセ・リーグ。小宮山悟氏が徹底解説

2017/03/24

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昨季は広島の優勝で幕を閉じたセ・リーグ。巨人・阪神の復活、山田哲人の3年連続トリプルスリーがかかるなど、注目ポイントは多い。スポナビライブでは一部を除きほとんどの試合を生中継!どこが抜け出すのか予想しにくい今季のセ・リーグを野球評論家の小宮山悟氏が徹底解説。
 

山田哲人の3年連続トリプルスリーなるか?

 
 東京ヤクルトの山田はNPBの右打者では間違いなくトップ。相手投手が勝負してくれれば、今季もトリプルスリーの可能性は高い。シーズン終盤になって東京ヤクルトが優勝争いに加わり、相手チームがより強く警戒してくると厳しくなるだろうが、ここまでの数字が物語るように、達成できるだけの力は十分にある。
 
 山田の優れている点はバットコントロール。追い込まれたあと、右方向へおっつけ気味に打っているが、その打球がおっつけて打ったものとは思えないほど鋭い。他の打者にはない能力を持っていることは間違いない。さらに、練習方法を工夫するなど思考をこらし、多角的にアプローチできる点も優れている。細身だが、バットを武器にして身体を上手に使える選手だ。
 
 ヤクルトが優勝争いをしたとき、山田本人が“チーム”と“自分”のどちらを優先するのか。私の考えは、“自分”優先だ。チームバッティングよりもトリプルスリー。それで良い。
 
 例えば、優勝争いの大事なゲームでチームバッティングが必要な場面。本塁打が29本のまま1~2週間出ていないとすれば、首脳陣の「右方向へ!」の思いを振り切って、一発を狙うべき。何よりプロなのだから、結果がすべての世界。3年連続のトリプルスリー達成に尽力してほしい。
 
スポナビライブはヤクルト戦をライブ中継。山田の究極のバットコントロールもスマホだけでなくPC・テレビで視聴可能。
 




 

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