カープ懸案だった左投手不足を埋める、『剛柔』二人の助っ人
今季カープに、ジョンソン、ザガースキー、グスマンと3名の新外国人が加入した。特にジョンソンとザガースキーには、チームの喫緊の課題だった『左投手不足』解消に向けて、期待は大きい。
2015/01/29
ポッチャリ体型・『剛』腕ザガースキー
体重109キロの左腕、マイク・ザガースキーも出色だ。150キロを超えるストレートやスライダーにも自信を持つ。32歳とまさに『脂』が乗っている。「ここ数年で球速が上がってきている」というのも頼もしい。
かつて、フィリーズ時代に減量を試みたそうだが、「体重を落とすと球威も落ちたよ」と明るく話す。もう彼の方針はブレない。「ベスト体重は235パウンドから245パウンドだよ」と笑顔で言い切る。
ブルペンでの役割にも、強い思い入れとプロ意識を持つ。ザガースキーの存在は、カープ救援陣の選択肢を大幅に広げてくれそうだ。
ザガースキーは 「黒田博樹、前田健太、ジョンソンがいる。そこにみんなが力を合わせれば、カープは良いチームになるに違いない」と意気込みを語った。
前田健太の日本球界残留、黒田博樹のカープ復帰で、カープファンの胸は極限まで高鳴っている。
そこに、頼もしい助っ人の来日だ。23年の雌伏の時間を経て、広島は、幸福極まりない球春を迎えようとしている。
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