巨人ファンが語る「絶対に負けられない阿部慎之助」とは?
阿部慎之助にとっての2015年は大きな転機であり、挑戦の1年となる。
2015/01/30
圧倒的な存在感
「寂しいというのはキャッチャーを辞めることではなく、自分が思うようにプレーできなくなってしまった寂しさのほうが強かった」
CS番組でハワイV旅行の様子を眺めていたら、いきなりの切実すぎるコメントに驚いた。
頭じゃ分かっていても、身体が付いていかない30男のリアル。
昔は簡単にできていたことができなくなっちまう、悔しさより、寂しさ。
そうなんだ。昨年の傷だらけの阿部のスローなプレーを見ていると、ファンはただ寂しかった。
迎える2015年シーズン、阿部慎之助、1塁完全コンバート。
巨人史上最強捕手がマスクを脱ぐ。
えっ?ついに脱いじゃうの?マスクポロリ?
頭ではわかっていても、まだいまいちリアリティがない。
だって、21世紀の巨人軍のホームベースはほとんど阿部ひとりで死守し続けてきたわけだから。
2001年にドラフト1位で巨人入団、実働14年間で通算1761試合に出場。
年間平均、126試合。
小林誠司が入団した昨シーズンも、背番号10は捕手として111試合に出場してゴールデングラブ賞獲得。
あれだけ絶不調とディスられ続けながらも、19本塁打と57打点は12球団のキャッチャーでトップの数字である。
シンちゃんの最低でも最高です状態。
その存在がデカすぎて、もはや「巨人、大丈夫?」と「阿部、大丈夫?」はほとんど同義語になっていた。
まさに阿部のチーム。そして、さらば阿部のチーム。