2015年ホークスの「注目人」 工藤新監督&松坂の人気は不変!?
キャンプインを間近に控え、ホークスの選手、監督らが必勝祈願を行った。工藤公康新監督の下、目指すはもちろん連覇だ。
2015/01/31
Minako Furue
松坂大輔の人気は想像以上
もう一人の注目は、松坂大輔だ。
入団会見時に筆者自身の胸が高鳴ったように、その存在感の大きさ、期待度の高さに驚かされる。入団後初めて訪れた西戸崎練習場での自主トレには、報道陣約70人が押し寄せた。9年ぶりに日本球界に復帰した松坂にマスコミが注目するのは当然だが、それだけではない。
同僚の柳田悠岐は握手してもらった手を「洗わないッス!」とニコニコ。練習を終えた松坂は車で帰宅する際、出待ちしていたファンのサインや写真撮影に快く応じた。平日の日中にも関わらずできた30人超の行列は、老若男女幅広い。それぞれがうれしそうに真新しいサインを眺めていた。
何より驚いたのは、ホークスファン以外、または普段野球をすすんで見ない人々が期待を寄せていること。野球の話など一度もしたことのない知人から「今年はやっぱり松坂大輔を見てみたい!」と言われた。「あれ?野球見るんでしたっけ?」と尋ねると、「ううん、詳しいことはよくわからないけど、一度は見てみたい。ねぇ、いつ行けば投げてるところを見られるんかな?」と。いつが開幕で、先発ローテがあることもよく知らない人ですら、「松坂が見たい」と思う。それほどの魅力がある投手なのだ。
まずは春季キャンプでマイペース調整をし、開幕へと備える。
95年の工藤(元監督)以来となる移籍1年目での開幕投手も、もしかしたらと思わずにはいられない。