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SB・日本ハムの対抗はまさかのオリックス。昨季最下位も投打充実、大化けの期待【パ展望】

いよいよプロ野球の2017シーズンが始まる。パリーグ各球団の戦力がどのようになっているのかを見ていきたい。

2017/03/31

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梨田監督は楽天でも2年目のジンクスなるか

 必ず就任2年目に優勝を果たすジンクスを持つ梨田昌孝監督。近鉄、日本ハムに続いて、東北楽天ゴールデンイーグルスを優勝に導くことができるのだろうか。
 
 投手陣は先発陣にFA移籍の岸孝之投手が加入したことが大きい。エースでWBC帰りの則本昂大投手と2人で30勝を目標にしたい。楽天は昨シーズン、5月に9連敗を喫した。その際、則本が2敗している。岸がいれば、どこかで歯止めになってくれるはずだ。昨年経験を積んだ釜田佳直投手、安樂智大投手への期待も高い。安樂はケガで開幕は出遅れるが、投手陣に疲れが見えるころの6月くらいからチームに加わってほしい。
 
 このメンバーに、岸のインフルエンザ発症で開幕投手を務めることになる美馬学、左腕のトリオの辛島航投手、森雄大投手、塩見貴洋投手、心境著しい戸村健次投手、古川侑利投手などが控える。ブルペン陣は、クローザーを松井裕樹投手が務め、セットアッパーは新外国人のフランク・ハーマン投手になるだろう。菅原秀投手・森原康平投手・高梨雄平投手のルーキートリオ、巨人から移籍の小山雄輝投手も中継ぎ待機で戦力になりそうだ。
 
 打線は2年目のシーズンを迎える茂木栄五郎内野手を1番に据えて戦う。岡島豪郎外野手、島内宏明外野手ら出塁の計算できる選手たちが揃っている。ゼラス・ウィーラー内野手、カルロス・ペゲーロ外野手ら主軸を担う選手がいかに走者を還せるかがキーになる。
 
 ポジションの構成は、ウィーラーはサードとDHで起用。サードで起用となれば、ファーストは銀次内野手か今江年晶内野手になるだろう。セカンドは藤田一也内野手だが、銀次の起用もあり得る。粒はそろっているだけに助っ人にかかる期待は大きく、彼らさえ活躍できれば上位進出もあり得るだろう。昨年は上位3チームに大きく負け越した。そんななか、ソフトバンクから細川亨捕手が加入、西武から移籍の岸はロッテに相性がよく、巻き返せるかもしれない。

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