ついに登場、WBC投手が直接対決。世界が注目の千賀を相手に則本は鬱憤を晴らせるか【パ・リーグ第2節展望】
WBC組が先発に帰ってくる今節は好カードが目白押しだ。WBCが盛り上がったことで彼らの注目度も上がるだろう。その中で、それぞれがどんな戦いを見せるだろうか。
2017/04/04
ロッテは本拠地に戻って今季初勝利を狙う
ロッテ ― 日本ハム 9勝15敗1分 ZOZOマリンスタジアム
開幕3連敗を喫した千葉ロッテマリーンズは、ホームに戻って出直しを図る。開幕戦を負け越した北海道日本ハムファイターズも負けられないはずだ。変則日程をどうクリアしていくかもポイントになりそうだ。1戦目は18時30分、2、3戦目は14時からデーゲーム開催となる。
ロッテは1戦目の先発に石川歩が上がる。WBCの活躍で一躍全国区となったが、昨季の防御率1位右腕としてしっかりゲームメイクしたい。もともと気持ちが入りすぎるタイプではないだけに、メンタル的には問題ないはずだ。
2戦目はジェイソン・スタンリッジ、3戦目にはルーキーの佐々木千隼が抜擢されるかもしれない。佐々木はオープン戦の結果こそ良かったものの、内容では首脳陣の評価を得られていなかった。本番でどれだけのピッチングを見せるか。
打線は前節3連敗と、まだ本調子ではないので悪い流れを断ち切りたい。鈴木大地、平沢大河ら状態のいい打者をどの打順に置くか。1、2番が固定されない苦しさがあるが、何とか乗り切りたい。
日本ハムはまさかの1勝2敗スタートだが、調子はそれほど悪くはない。初戦の先発は昨季の新人王・高梨裕稔が上がる。カード頭として首脳陣の期待も高く、昨年に続く好成績を収めたいところだ。
2戦目は2年目の加藤貴之、3戦目は斎藤佑樹の予定だ。加藤は昨季、先発中継ぎと獅子奮迅の活躍。今季はローテを突っ走りたい。斎藤は背信のマウンドになる。自力でつかみ取ったローテ枠を失いたくない。
打線の方は、調子に乗り切れていないところがあるが、大谷翔平、近藤健介が好調だ。2番・田中賢介のところで勢いが止まっているだけに、組み替えが予想される。近藤、あるいは大谷の2番起用も十分にあり得る。栗山采配に注目したい。