ついに登場、WBC投手が直接対決。世界が注目の千賀を相手に則本は鬱憤を晴らせるか【パ・リーグ第2節展望】
WBC組が先発に帰ってくる今節は好カードが目白押しだ。WBCが盛り上がったことで彼らの注目度も上がるだろう。その中で、それぞれがどんな戦いを見せるだろうか。
2017/04/04
好調のT-岡田をどう援護するか
西武 ― オリックス 13勝12敗 メットライフドーム
西武が本拠地開幕戦を迎える。前節を勝ち越し気分はいいが、3連敗のオリックスも負けられない。今回は2連戦で、1戦目は18時、2戦目は14時開始。
西武は1戦目の先発が多和田真三郎、2戦目が高橋光成と若い二人で挑むことになる。多和田は昨季18試合に先発し、7勝を挙げるなどいい経験を踏んだ。今季は本物のブレイクと行きたい。高橋光は昨季、大きく負け越しただけに再起のシーズンとなるか。
打線は例年までの破壊力に小技が組み合わさり、得点力が上がっている。新キャプテン・浅村栄斗の調子もいい。1番・秋山翔吾、2番・田代将太郎のコンビがまだかみ合っていないが、2番が機能するようになれば、得点力はさらに上がるだろう。
オリックスは前節、開幕3連敗を喫し、早くも苦境に立たされている。特に第3戦、クローザー平野佳寿を投入して逆転負けを喫したのはかなり尾を引きそうだ。初戦の先発はブランドン・ディクソンが上がる。昨季はシーズンを通して良くなかったが、西武戦は好相性で4勝を挙げている。
2戦目は左腕の松葉貴大が予測されている。松葉も西武戦の相性が良く、昨年は3勝1完投勝利を挙げている。二人で悪い流れを断ち切りたい。一方の打線の方は西野真弘、安達了一の1、2番コンビがやや元気がないが、T-岡田の状態がいい。いかにいい形でT-岡田に回し、経験者の中島宏之、小谷野栄一らが援護できるかだろう。連勝で巻き返したい。