巨人・菅野、初戦は防御率7点台の鬼門。未勝利の中日、王者・広島相手に鍵となる存在は？【セ・リーグ第2節展望】
2カード目の今節はいよいよ、侍ジャパンとして世界と戦った菅野智之投手（巨人）や藤浪晋太郎（阪神）らが先発する。打撃は3試合終了時点で3チームが30安打以上をマークするなど、今季もやはり大混戦となりそうだ。
2017/04/04
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野村はヤクルト戦4連勝中
中日 ― 広島 7勝17敗1分 ナゴヤドーム
敵地で開幕カード3タテを食らった中日ドラゴンズは、本拠地に戻って立て直しを図る。
前節でついに、浅尾拓也が2シーズンぶりに1軍のマウンドに帰ってきた。2日の巨人戦では三ゴロ、空振り三振と2者凡打に抑え、復活の兆しを見せている。ここからの復活劇に期待がかかる。初戦の先発は若松駿太だ。2年連続本拠地開幕投手となった5年目の右腕は昨季に続いて白星で飾れるだろうか。2戦目は八木智哉、3戦目はラウル・バルデスが先発となりそうだ。
3タテを食らいはしたが3試合とも7安打以上と、打線が全く機能していないわけではない。1番・大島洋平は1日の試合で3安打1四球と、切り込み隊長としての役割を果たしている。ルーキーの京田陽太もプロ2打席目で初安打をマークするなど、今後が楽しみな存在だ。
一方広島東洋カープは、初戦は黒星を喫したものの、2連勝と勢いが出てきた。
1戦目は、昨季リーグ最多勝の野村祐輔を先発のマウンドに送る。昨年4月12日から同カード4連勝中の野村は、どこまで勝ち星を増やせるのか注目したい。2戦目は床田寛樹、3戦目は大瀬良大地となりそうだ。床田はオープン戦3試合に登板し2敗と本領発揮はできていないが、開幕ローテ入りのルーキーがどんな投球を見せるのか。ブルペン陣は少し不安が残る。1日の対阪神タイガース戦で中田廉、今村猛、中崎翔太ら6投手で14四球と大乱調。一刻も早く立て直したいところだ。
打撃は3戦とも10安打と昨季の勢いを保っている。今年も田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の1、2、3番トリオがチーム飛躍のカギを握ると言っても過言ではなさそうだ。実際に、3月31日は3人で5出塁で敗戦したが、1日9出塁、2日10出塁で勝利を収めている。特に初戦は、若松との対戦打率が3割超えの菊池次第で変わっていきそうだ。