大谷不在の日ハム。主砲・中田の離脱危惧も高梨の“好物”打線で連敗ストップを狙う【パ第4節展望】
プロ野球は11日から4カード目に入る。北海道日本ハムファイターズは5日の試合から5連敗と不調だ。そこに追い打ちをかけるように、大谷翔平投手が左大腿二頭筋肉離れとインフルエンザで戦列離脱。また、中田翔内野手も右内転筋筋挫傷により今節からは状態を見ての出場と心配が絶えない状況だ。果たして、日本ハムは連敗から脱出できるのか。今節も注目だ。
2017/04/11
ロッテは初戦石川で立て直しを図る
2位 オリックス― 5位 ロッテ 11勝14敗0分(昨季) 京セラドーム
5連勝中のオリックスは投打がかみ合っている。連敗中のロッテはその真逆で、投打がちぐはぐだ。どう乗り越えるか。
オリックスは初戦の先発がブランドン・ディクソンと発表されている。前回登板の西武戦では立ち上がりは悪かったものの、その後を修正して勝利投手になった。千葉ロッテマリーンズ戦を苦にしないだけに、頼もしい存在だ。2戦目は松葉貴大が先発予定だ。3戦目はルーキーの山岡泰輔が抜擢されるかもしれない。前回登板で好投をみせた松葉は、今回も続けたいところ。デビューとなる山岡は若月健矢との同学年バッテリーが実現すれば、ファンも楽しみなはずだ。
打線は1週間で4本塁打のロメロが怖い存在になっている。T-岡田が好調を維持し、西野真弘、駿太の状態もいい。
ロッテは初戦の先発が侍ジャパンの石川歩だ。前回登板では持ち味を発揮できなかったが、2試合連続で悪いピッチングをすることがほとんどない投手だ。オリックスは得意だし、しっかりとゲームメークしてくれるはずだ。2戦目はジェイソン・スタンリッジ、3戦目は西野勇士か。スタンリッジは前回登板で4回途中5失点とゲームを作れなかった。苦手のオリックスが相手なだけにやや不安が残る。
打線は鈴木大地が絶好調だが、全体的に湿っている。1番打者が不在でチャンスメークができず、鈴木、下位を打つ井上晴哉に頼らざるをえない。今節も1番を誰にするか、指揮官は悩みどころだ。出塁率の見込める角中勝也を1番、鈴木を3番、井口資仁の4番起用も考えられるが、2年目の平沢大河の起用も考えたい。平沢をベンチに置くなら、いま1軍に帯同させる必要はないだろう。チームにカンフル剤が必要だ。