さらに、ひとつになるために――オリックス・バファローズならではの地域密着を【どら増田のオリ熱コラム #8】
現在の球団誕生の経緯からして、オリックスにとっての地域密着を端的に語るのは非常に難しい。しかし、そこをいい意味で活用して、オリックスならではの地域密着を実現してほしい。優勝が何よりの一体感をもたらすだろうが、さらに、ひとつになるために……球団のさらなる経営努力に期待したい。
2015/02/04
他球団ファンもうなる、ベイスターズ攻めの姿勢
先月26日、横浜DeNAベイスターズが横浜開港記念会館で「次の、横浜DeNAベイスターズ発表会」がファンやマスコミを招待して行われた。
私はインターネットの配信を通じて、リアルタイムで視聴していた。
ただでさえファンサービスが良いベイスターズが、攻めの姿勢を緩めないことに感銘を受けた。衝 撃的だったのは、発表の場が横浜市が管轄している開港記念会館だったこと。今回の発表でベイスターズは横浜の「ICON」になると明言しており、昨年掲げた”I☆YOKOHAMA”プロジェクトをさらに推進させ、横浜との地域密着度を高めていく構えだ。新しいユニフォームの色は横浜ブルーと命名された。
冒頭からベイスターズのコラムのようになってしまった。
私がここ数年最もファンサービスが良い球団はベイスターズだと思っている。ベイスターズのファンクラブはビジターにも優しい。私もオリックスファンながら、横浜が地元ということもあり一昨年のシーズン途中から入会している。
特に昨年のレギュラー会員3000円の主なる特典が、オープン戦見放題、公式戦のチケット2枚引き換え権、特典グッズ(またはグッズ購入金券2000円分)まで付くという大判振る舞い。ここまでやればファンクラブの会員数も、球場に足を運ぶ観客も自ずと増えて当然だろう。
球団によりやり方は色々あると思うし、オリックスにDeNAと同じ内容を求めるつもりはない。
ただ、DeNAの球団関係者は、メジャーの球場へ頻繁に足を運び「良い物は取り入れていこう」と研究していたのは事実で、今回話題になったコミュニティボールパーク化構想や地域密着として行政とスクラムを組むやり方は、メジャーの考え方を持ち帰ったもののひとつだと思う。またスタジアムに携わるスタッフは、実際にディズニーランドで研修を受けるなど、努力を重ねている。