打線好調の西武、首位・楽天を止められるか。2位オリは中5日でエース投入へ【パ第6節展望】
プロ野球は6節目に突入する。パ・リーグは前節で一通り対戦し終え、各チームが今季の対策を考え始めたところだろう。今節は2カードが2試合と変則日程で行われる。
2017/04/18
日本ハム平沼の初出場はあるか
6位 日本ハム ― 2位 オリックス 0勝3敗 静岡、東京ドーム
北海道日本ハムファイターズはホームの変則開催だ。18日に静岡・草薙で行った後、1日空けて、20日に東京ドームに場所を移す。
前節3連敗を喫した日本ハムの厳しい状況は変わらない。けが人が復帰するまでは耐えていくしかないだろう。
初戦の先発は高梨裕稔と発表されている。前回登板ではボークで失点してリズムを壊したが、決して内容が悪いわけではない。カード頭として先陣を切りたい。2戦目は前回登板で今季初勝利を挙げ加藤貴之が上がる。ゲームメイク能力に長けたピッチャーだ、攻撃陣にいいリズムを生み出したい。
打線の方も苦しいが、1番の西川遥輝、3番の近藤健介、4番ブランドン・レアードでどうにか得点を挙げていくしかない。岡大海が前日に登録抹消。2年前の甲子園を沸かせた平沼翔太が1軍昇格との情報もある。抜擢はあるのか。
オリックス・バファローズは2連勝中だが、負けが込むチームなだけに初戦はとりたい。初戦の先発はブランドン・ディクソンが上がる。開幕2連勝と状態がいいが、昨季の日本ハム戦は5戦5敗とかなり分が悪い。西川とレアードには5割打たれているだけに、注意したいところだ。2戦目の先発は中5日で金子千尋が上がる予定だ。シーズン序盤にしては思い切った策だが、うまく成功するだろうか。
打線の方はステフェン・ロメロが体調不良で欠場したが、1番を打つ宮崎祐樹をはじめ、ベテランの小谷野栄一、中島宏之といった右打者が好調だ。左打者のT-岡田、駿太も状態はよく、打線に切れ目がない。守備で流れを失うような展開だけは避けたい。