打線好調の西武、首位・楽天を止められるか。2位オリは中5日でエース投入へ【パ第6節展望】
プロ野球は6節目に突入する。パ・リーグは前節で一通り対戦し終え、各チームが今季の対策を考え始めたところだろう。今節は2カードが2試合と変則日程で行われる。
2017/04/18
西武は浅村をはじめ主軸が好調
3位 西武 ― 1位 楽天 1勝0敗 大宮、メットライフドーム
大宮とメットライフドームでの2連戦だ。先週と同一カードで、戦績は埼玉西武ライオンズの1勝。今節は東北楽天ゴールデンイーグルスが巻き返すか注目したい。
西武の初戦先発は、雨天によるスライド登板などで登板が空いた高橋光成が上がる。前回登板の5日のオリックス戦では6回途中まで1失点に抑えたものの、7四球とリズムを作れなかった。長い調整機関でどう制球を磨いてきたか注目したい。2戦目は多和田真三郎だろう。ともに5回を持たずに降板するなど、まだ本来のピッチングができていない。そろそろ本領発揮と行きたい。
打線の方は、3番の浅村栄斗が好調で、17日の試合では5安打固め打ち。中村剛也、エルネスト・メヒアら主軸の状態がよく、上位打線で得点を挙げていく。下位打線にまで繋がりが出てくれば、怖いものなしだ。首位・楽天との対戦だけに、粘り強く戦いたい。
前節3連勝の楽天は、このままの勢いを持続したい。
初戦の先発は、先週の登板が雨天中止で流れた辛島航が上がる。好調の西武打線にどう対峙することができるか注目したい。中継ぎ陣が安定しているだけに、6回までの仕事と割り切れるか。2戦目はエースの則本昂大だろう。前回登板では、3点をもらいながら5回10安打6失点で降板した。同学年の浅村に3安打を打たれ、悔しいはずだ。こちらの勝負も注目だ。
打線の方は左打者偏重ながら、16日の試合では土壇場の9回にゼラス・ウィーラーに適時打が出て粘り勝った。この1勝は大きな力になったはずだ。2番にカルロス・ペゲーロを置く強力打線で、若い西武の先発投手陣を粉砕していきたい。