打線好調の西武、首位・楽天を止められるか。2位オリは中5日でエース投入へ【パ第6節展望】
プロ野球は6節目に突入する。パ・リーグは前節で一通り対戦し終え、各チームが今季の対策を考え始めたところだろう。今節は2カードが2試合と変則日程で行われる。
2017/04/18
ソフトバンクの吉村は昇格濃厚
5位 ロッテ ― 4位 ソフトバンク 0勝3敗 ZOZOマリン
前節負け越して波に乗れない両チームの対戦。きっかけをつかみたいというのが正直なところだろう。
ホームの千葉ロッテマリーンズは石川歩が初戦の先発マウンドに上がる。これまで2戦2敗と苦戦している。千賀滉大との侍JAPAN対決と騒がれるだろうが、まずは彼らしいピッチングを取り戻したい。2戦目の先発はジェイソン・スタンリッジ、3戦目はルーキーの佐々木千隼か。スタンリッジは2戦目の前回に初勝利を挙げた。佐々木はプロ初勝利を挙げた前回、伊東勤監督から課題を挙げられていたが、どう修正してきたか注目したい。
打線の方は、16日の試合後に室内練習で打ち込みをするなど、チーム打率1割台と低迷している。ただ、伊志嶺翔大やジミー・パラデスなどは最悪な状態は脱しつつある。ファームで好調の荻野貴司の昇格はあるかも気になるところだ。指揮官ができることは限られている。状況が打破できないようなら、編成部の手腕が問われる。
福岡ソフトバンクホークスは2連敗のあと16日の試合が中止となったのが、どう転ぶのか。武田翔太が離脱したためローテ再編を余儀なくされたが、幸運となるのか。初戦の先発は千賀滉大が上がる。前回登板では8回6安打無失点13三振で今季初勝利。持ち味を存分に見せつけた。今回も好投が期待できるはずだ。2戦目は東浜巨、3戦目はリック・バンデンハークか。東浜は16日の中止から回ってくると踏むが、工藤公康監督がどうマネジメントしてくるか。
打線は3番の柳田悠岐、4番の内川聖一が好調をキープ、5番のアルフレド・デスパイネも調子を挙げつつある。しかしつながりを欠いているだけに、1、2番をどういうオーダーにしてくるか注目したい。吉村裕基の昇格が濃厚との情報だが、吉村を6番に入れ、1番・中村晃という選択は難しいか。