巨人、再浮上のカギは「由伸」。De筒香、昨季の”カモ”広島戦で打棒復活へ【セ第6節展望】
プロ野球は6節目に突入する。読売ジャイアンツは昨年、熊本地震の影響で中止となった九州シリーズを1年越しに行う。九州出身で17日に熊本県内の小学校を訪問した長野久義外野手、立岡宗一郎外野手がどんなプレーを見せるのか。また、未だ本塁打ゼロの昨季ホームラン王・筒香嘉智外野手は、昨季最も本塁打を放った広島東洋カープ相手に豪快な打撃復活となるかに注目したい。
2017/04/18
中日の打撃は助っ人次第
6位 中日 ― 2位 阪神 11勝14敗0分（昨季） ナゴヤドーム
前カードの頭でサヨナラ勝ちするも、その後2試合で連敗した中日ドラゴンズ。未だ連勝がないので、このあたりで連勝をして悪い流れを止めたい。
三ツ間卓也、祖父江大輔が好投を続けている。好調のため勝ちゲーム、接戦で起用したいのはわかるが、連投することが多いので、使い方をもう少し考えてほしいと思う。そうしなければせっかく調子が良くても崩れていってしまうことも考えられる。
また、他に調子が良い投手がいないのであればファームから呼んだ方が良さそうだ。例えば、小笠原慎之介をシーズン後半から先発に回すことを想定してオールスターまでは中継ぎ起用してみるなど、やれることはあるはずだ。繰り返しになるが、投手を酷使させることについてはもう少し考えてほしい。今は最下位ながらも何とか持ち堪えているかもしれないが、良くても後々崩壊していくきっかけになりかねない。少し考えてほしい。
打は、ダヤン・ビシエドとアレックス・ゲレーロ次第。ビシエドは、走者なしの場面だとヒットが出るも、得点圏にランナーを置いたときに返せていない。また、ゲレーロも16日の試合で8回一、三塁も、右飛に倒れている。この二人が得点圏でもっと打ってくれればチームは浮上できるはずだ。
阪神タイガースは2節連続勝ち越した。
今月40歳になる福留孝介が攻守で好調だ。14日の試合で守備ではベテランらしからぬ好守でチームに勢いをつけ、打撃でも見せている。福留は17日現在で、9試合連続出塁中だ。記録といえば、鳥谷敬の連続試合出場試合だ。あと1試合で1766試合となり、もう1試合出場すれば金本知憲監督の記録を抜き「1767」となり、歴代2位に躍り出る。現在本塁打は0も打率.354と好調の鳥谷は、尊敬する先輩の記録を超えて更なる飛躍ができるかに注目したい。
投手はラファエル・ドリスが好調だ。1日の試合では延長10回に登板し敗戦投手になったが、以降7試合ではしっかり抑え、1ホールド6セーブをマークしている。昨季中日戦の被打率.091と、中日打線を得意としているので、相手がさらに嫌になるような印象を与えたいところだ。