【4月18日のセ・リーグ試合結果】G菅野今季初完封、T鳥谷記録達成、広島は劇的な逆転サヨナラ勝ち
2017/04/18
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〇阪神3-1中日●
阪神が接戦を制した。先発・岩貞が7回まで1失点に抑える好投を見せると、同点で迎えた8回に、2番手・岩瀬から糸井、原口が連打でチャンスを作り、中谷が犠飛、北條が適時三塁打を放ち2点を勝ち越した。
その後も岩貞は続投したが、8回二死で三塁に走者を背負いゲレーロを迎えるところで降板となった。その後はマテオがゲレーロを抑えると、9回には守護神・ドリスが三者凡退に抑え試合終了。連打で作ったチャンスを活かし、阪神がカード初戦を白星で飾った。
中日先発・バルデスは7回1失点と好投を見せたが、2番手・岩瀬が乱調でまたも白星を上げることが出来なかった。
また、この試合で阪神・鳥谷は2004年9月から続く連続試合出場記録を1766試合に伸ばし、金本監督の歴代2位に並んだ。
〇巨人3-0ヤクルト●
熊本で震災後初となる公式戦が開催され、巨人が勝利を収めた。この試合の先発は巨人が菅野、ヤクルトは熊本県出身の山中。山中は故郷での凱旋登板となった。また、この試合では熊本県出身の立岡宗一郎選手が2番・中堅でスタメン入りした。
先発出場の立岡は、試合前まで打率.200と苦しんでいたが、故郷での一戦で4打数3安打と大活躍を見せた。
立岡の活躍もあり、巨人打線は1回・5回・8回にそれぞれ1点を奪った。投げては、先発・菅野が9回を117球、被安打3、5奪三振、2四球、無失点という快投で今季初完封を飾り、投打がかみ合った巨人が熊本の地で勝利を収めた。
ヤクルトは、先発・山中が7回2失点と好投を見せるも、打線が菅野の前に沈黙した。また、今日の試合では4番・畠山が足を痛め負傷退場してしまい、明日以降に不安を残してしまった。
〇広島4×-3DeNA●
広島が9回裏に劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
広島は先発・野村が6回3失点とDeNAにリードを許し、打線も毎回のように走者を出しながらも2得点に留まってしまい、1点ビハインドで9回裏を迎えた。
9回、DeNAは新守護神・パットンをマウンドに送る。しかし、ここでようやく広島打線が繋がった。新井・鈴木・エルドレッドの3連打で同点とした後、小窪が犠打でしっかりと走者を進め一死2・3塁とする。すると、続く會澤がサヨナラ適時打を放ち試合を決めた。パットンは犠打による一死しか奪えずに逆転を許してしまった。
DeNAは、勝ち継投で1点のリードを守ってきたが、新守護神のパットンが大誤算で痛恨の敗戦を喫してしまった。