巨人ファンが語る「最初で最後の高橋由伸」とは?
巨人では25年ぶりとなる兼任コーチ誕生。チーム最年長選手としてジャイアンツを支える高橋由伸の存在は貴重だ。
2015/02/06
今シーズンも左の代打の切り札
高橋由伸、打撃コーチデビュー。
巨人宮崎キャンプ4日目、打撃ケージ裏からストップウォッチ片手に打撃練習を見守る天才の姿。
中日から加入した堂上と話し込み、若手の辻には打撃指導。で、隣には懐かしの松井秀喜。
いつものユニフォームではなく、黒いウィンドブレーカー姿の打撃コーチ兼任の39歳。
もちろん、まだまだ選手・高橋由伸には期待している。
昨季72試合に出場、打率.286、6本塁打、29打点、OPS.851。代打打点17を記録。
今シーズンも左の切り札はゴッドヨシノブさんしかいねぇ。
なんだけど、天才も4月で40歳。迎える18年目のシーズン、時計はグルグル回り続けている。
ずっと応援してきたスーパースターが、年齢を重ね、コーチ兼任となり、引退し、おそらく将来の自軍の監督になる。
寂しくないと言ったら嘘になる。
それでも、ファンは一連の流れを現実として受け入れる時間を与えられるわけだ。
例えば、巨人ファンと松井秀喜はそれができなかった。
全盛期の28歳で海を渡り、メジャーリーガーのまま現役引退。
一番最高な時期に突然別れを告げられ、ニョーヨークで楽しそうなゴジラ。
正直、今の巨人と松井の関係性は、逃げられたお姉ちゃんに未練タラタラのハートブレイクマンみたいな状況である。
いつまでもゴジラカムバック!ってなんでやねん。
俺だって松井さんは好きさ。でも、そろそろ踏ん切り付けて、いつも一緒にいてくれたヨシノブさんに将来託してもええやん。
そう思った巨人ファン多数(俺)。