昨季覇者・日ハムはまさかの5連敗中。カギは西川、主砲・中田の復帰で勝ち越しなるか【パ第7節展望】
プロ野球は第7節に突入する。北海道日本ハムファイターズは、前々節から白星がない。今カードの頭は、復帰登板を白星で飾れなかった上沢直之投手が先発のマウンドに立つが、チームを勝利へ導くピッチングを見せられるか。また、右内転筋筋挫傷で戦列を離れていた中田翔内野手が23日から復帰見込みとの情報もある。主砲が復活するまでに連敗を止め、今節は勝ち越したい。
2017/04/21
楽天は今江が復帰との情報
4位 ソフトバンク ― 1位 楽天 1勝2敗 ヤフオクドーム
4連敗のあと3連勝を挙げて貯金を作った福岡ソフトバンクホークスは首位・東北楽天ゴールデンイーグルスを捉えておきたい。前回の対戦では1勝2敗と負け越しているだけに、このまま勢いづかせるわけにはいかない。この3連戦次第では、ペナントの趨勢がガラッと変わる要素を秘めている。
先発ローテーションは少し再編される。初戦の先発は中田賢一と発表されているが、2戦目は大隣憲司、3戦目は寺原隼人との情報だ。特に2戦目が大隣となれば、好調の楽天打線が左打者偏重のため、どう組むか注目だ。
打線の方は、前節の千葉ロッテマリーンズ戦からオーダーを組み替えた。1番に中村晃を据えて、少しずつ打線が回り始めた。ただ4番の内川聖一がこの2試合は四球攻めもあってノーヒットに終わっている。アルフレド・デスパイネや中村晃のいた6番を誰が埋めるかがこれからの課題になるだろう。松田宣浩の調子がやや改善傾向だが、いまだ復調とはいえない。長谷川勇也らがポイントになる。
楽天は連勝こそ4で止まったものの、強者の戦いを繰り広げている。故障離脱していた今江年晶が復帰との情報でチームはポジティブになっている。
初戦の先発は釜田佳直があがる。前回のソフトバンク戦では4回7失点で負け投手になっているので、リベンジしたい。2戦目は美馬学、3戦目に岸孝之が登板予定だ。
打線は3番のゼラス・ウィーラーの調子が上がってきた。左打者が多いなかで、これは心強い。さらに今江が復帰となれば、打線のバランスも保てるだろう。問題はどういう布陣にするかだ。開幕したころは今江を一塁、銀次を二塁としていたが、今の楽天に藤田一也の守備は外せないはずだ。昨季は8勝16敗1分と大きく負け越したソフトバンクだけに、ここを勝ちきって「春の珍事」とは言わせないようにしたい。