王者・広島、復調託された新星・加藤は“再演”なるか。屈辱のヤクルト打線もリベンジ狙う【セ第7節展望】
セ・リーグの第7節は、3カードとも関東での3連戦となる。首位の広島東洋カープが2節連続負け越しと、やや下降気味だ。惜しくもノーヒットノーランとはならなかった広島のルーキー加藤拓也投手とヤクルト打線がどうぶつかるのか注目だ。
2017/04/21
連敗中のカープは立て直せるか
6位 ヤクルト ― 1位 広島 0勝3敗0分 神宮
開幕カード以来勝ち越しがない東京ヤクルトスワローズは、本拠地に戻って立て直しを図る。
石川雅規は前回対戦のリベンジ登板となる。7日の試合では、初回に連続二塁打で先制され、3回には3安打で2点を追加されるなど、広島打線の良さを引き出してしまった。序盤の失点を防げるか。
雄平が直近6試合で8安打と好調だ。昨季セ・リーグのチームで唯一対戦打率が1割台と、最も苦手だったカープの投手陣が相手。苦手意識ができる前に克服し、連敗脱出といきたい。
広島東洋カープは2節連続負け越した。前回3タテしたヤクルトとの対戦をきっかけに調子を上げていきたい。
今カードは加藤拓也に注目したい。前回の対戦ではノーヒットノーラン達成まであと一歩だったが、2度目の対戦ではどうなるか。データが少し出始め打ち込まれるか、また今回もスワローズ打線を封じ込めるか。期待の新人はどう対処するのか楽しみだ。
打線は、前節初戦にカープらしい“チームで勝つ”野球を見せた。だが直後の2試合で、不運な判定もあり連敗。今こそ昨季セ覇者の意地を見せるときだ。前日の試合で0死二、三塁の場面でタイムリーヒットを放ち、チャンスをモノにした小窪哲也は、前回石川から安打を記録しているのでスタメン起用するべきだろう。