王者・広島、復調託された新星・加藤は“再演”なるか。屈辱のヤクルト打線もリベンジ狙う【セ第7節展望】
セ・リーグの第7節は、3カードとも関東での3連戦となる。首位の広島東洋カープが2節連続負け越しと、やや下降気味だ。惜しくもノーヒットノーランとはならなかった広島のルーキー加藤拓也投手とヤクルト打線がどうぶつかるのか注目だ。
2017/04/21
DeNAは連勝を増やせるか
4位 DeNA ― 5位 中日 1勝1敗1分 横浜
横浜DeNAベイスターズは今季初めて連勝した。この勢いで白星を重ねていきたい。
18日の試合では新守護神となったスペンサー・パットンがサヨナラ勝利を許し今後が懸念された。しかし、20日の試合では延長10回に味方が勝ち越した後に登板し、三者凡退に抑えた。同日のような投球を維持して、首脳陣からの信頼を手堅くしていきたい。
梶谷隆幸がスタメンに復帰したのは大きい。まだ完全には復活していないが、身体の調子はだいぶ良い状態のようなので、横浜スタジアムのファンの前で元気な姿を見せてくれそうだ。初戦先発は又吉克樹だが、相性がいい投手なだけに、さらに調子を上げていきたい。
中日ドラゴンズは前節、今季初めて勝ち越し5位に浮上した。
ここ2週間はほとんどの先発投手が6回前後を2失点以内に抑えるも、未だ先発投手に勝ち星がない。前節プロ初勝利を手にした祖父江大輔をはじめ、岩瀬仁紀、三ツ間卓也の負担をもう少し軽減させたい。
先発に勝ちが付かないのは、序盤にあまり点が取れていないことも要因のひとつだ。平田良介が4番に座り、2試合連続打点をマークするなど、大幅に打順を組み換えてから勢いが出始めた。4番から6番に降格したダヤン・ビシエドから復調の兆しが見える一発が出たことはかなり大きい。上位に上り詰めるためには、アレックス・ゲレーロの打棒復活が必至となってくる。