2・3軍のコーチが総勢17名、充実した環境で若鷹が羽ばたく――補強頼みでないホークスの強さ
補強ばかり目の行きがちなホークスだが、中村晃や柳田悠岐など生え抜きがしっかりと成長している。この育成力も見逃せない。若鷹がさらに伸びれば、ホークスはより強力なチームへと完成する。
2015/02/07
経験豊富な心強いコーチ陣
また、コーチ陣が非常に多い点もホークスの特長の一つだ。
「プロ1軍での経験、コーチ経験の豊富な人たちが多い。私のように一度外に出て戻ってきた人もいます。大変心強いコーチ陣です。だから選手がどんな質問をしてきても対応できる。『9回にピッチャーが制球を乱してストライクが入らなくなりました。何を投げたらいいですか?』と尋ねられたら簡単に答えを導き出せる。私の出る幕がないくらいですよ」
2軍、3軍には5名のコーチが新たに加入した。ホークスへの復帰となるのが、田之上慶三郎2軍投手コーチ、佐久本昌広3軍投手コーチ、佐々木誠3軍打撃コーチ。新加入が鈴木康友2軍内野守備走塁コーチ、そして入来祐作3軍投手コーチだ。
入来コーチと言えば、うれし涙を流した就任会見が思い出される。現役引退後は横浜で打撃投手、用具担当を務めてきた。憧れだったコーチとなって初めてのキャンプ。「仕事を覚えることで精一杯です。きちんと教育された礼儀正しい選手たちだなという印象です。いろいろな立場の人たちをリスペクトできる選手たちですね」とホークス選手への印象を語ってくれた。
「ファンの皆さんにも楽しみにしていてもらいたい1年です」
最後に水上監督が笑顔で残してくれた言葉。B組からの下剋上を目指す若鷹たちに期待したい。