【MLB】元広島助っ人右腕、禁止薬物で出場停止「ルールはルール」
2017/04/25
Getty Images
MLBは24日(日本時間25日)、インディアンス傘下3Aコロンバスに所属しているスティーブ・デラバー投手を、薬物規定違反により80試合の出場停止に課すと発表した。オスタリンと呼ばれるパフォーマンス向上薬物が検出されたという。
デラバーは、2016年シーズンは広島東洋カープに途中加入。外国人枠の関係で1軍の登板には恵まれることはなかったが、25年ぶりのリーグ優勝を目指す広島の中継ぎのバックアップとして契約を結んでいた。リーグ優勝後に1軍に登録され、2試合に登板し0勝0敗、防御率0.00の成績だった。
『ファンラグスポーツ』のジョン・ヘイマン記者によると、デラバーは「市販のサプリメントに禁止薬物が入っていたため薬物検査に引っかかってしまった。検出された量は非常に少なかったが、ルールはルール。自分の犯したことによる結果も分かっているし、自分の出場停止に責任を感じています」と自ら薬物が検出された経緯を明かした。
また、「球団と失望させてしまった人に謝罪したいです。これから先に進んでいくために、許しを請いたい。13年間、MLBにいるが、一度もサプリメントなどを使ってパフォーマンスを向上させようとしたことはないです。他のプレイヤーには私と同じ過ちを犯さないように、承認されていないサプリメントに関してはよく考え、大丈夫と分かってから使ってほしい」とコメントを発表した。