8連敗中の日ハム、打開策はどこに？ 好調・西武の課題は“6番以降”【パ第8節展望】
プロ野球は第8節を迎える。昨季覇者の北海道日本ハムファイターズが、24日現在で8連敗中と絶不調だ。前節の3試合目から中田翔内野手が戦列復帰したが、今カードは打棒爆発となるだろうか。
2017/04/25
日ハムは左右の打者をどう絡ませるか
4位 ソフトバンク ― 6位 日本ハム 北九州、ヤフオクドーム 1勝2敗
ともにV候補に挙げられながら苦戦が続くソフトバンクと北海道日本ハムファイターズのカードだ。どちらが先に調子を取り戻すか。
ソフトバンクは初戦先発に千賀滉大が上がる。今季初登板こそ荒れたが、その後は2連勝で持ち前の強気なピッチングを見せている。日本ハムとは前回対戦で8回無失点に抑えている。舞台となる北九州市民球場は、昨季5年ぶりにようやく勝利した鬼門だが、エースの好投で連勝と行きたい。2戦目は東浜巨、3戦目はリック・バンデンハークか。ともに、前回登板では無失点の好投を見せただけに、継続したいはずだ。
打線は、好調とは言い難い。アルフレド・デスパイネが調子を上げつつあるが、柳田悠岐、内川聖一の出塁を生かせていないのが現状だ。1番打者も中村晃のままでいくのか注目したい。川崎宗則の復帰も待望される。
まさかの8連敗を喫している日本ハムはどう打開していくのか。
23日の試合では中田翔、松本剛、大田泰示を昇格即スタメン起用するなど、苦労の色が見られる。初戦の先発は高梨裕稔が上がる。状態は悪くないが、いまひとつ乗り切れていない。粘り強いピッチングを心がけたい。2戦目は村田透、3戦目は加藤貴之と予想する。村田は前回の悔しさがあるはずだ。
打線はいつ爆発するか。好調の近藤健介をどう起用するかも注目される。昇格したばかりの松本の調子がよさそうだ。西川遥輝、近藤の左打者に中田、大田、ブランドン・レアードと右打者の奮起をうまく絡ませることができるか。大きく流れを変えていきたい。