【4月26日のセ・リーグ試合結果】C福井今季初勝利で首位堅守、S大引同点3ラン、雄平決勝打
2017/04/26
〇ヤクルト8-7中日●(ナゴヤドーム)
ヤクルトが劣勢を跳ね除け、延長戦を制した。
ヤクルト先発・ブキャナンは5回5失点と、来日してから初めて試合を作ることが出来なかった。そして2番手のギルメットも1失点を喫し、7回裏終了時まで3点ビハインドと苦しい状況に陥っていた。
しかし、ヤクルト打線が8回に反撃を見せた。中日4番手・祖父江からバレンティンが内野安打、雄平が四球で出塁しチャンスを作ると、大引が値千金の同点本塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。
この時点で、6回途中3失点で降板していた中日・吉見の今季初勝利となる勝利投手の権利が消滅してしまった。
その後、両軍救援陣が粘り延長戦に突入。そして、試合は11回に動いた。11回、中日6番手・岩瀬から先頭の谷内が四球、西浦が初球を安打、山田も四球で出塁し一死満塁とチャンスを作る。続く比屋根は三直に倒れてしまったが、二死満塁から雄平が勝ち越し2点適時打を放ち試合を決めた。
その後、11回裏は守護神・秋吉が1点を失ったが、リードを守り抜き試合終了。ヤクルトは鮮やかな逆転劇で単独最下位を脱出し、中日と同率で5位となった。
〇広島7-6巨人●(マツダスタジアム)
広島がリードを守り切り、首位を堅守した。
広島先発は、今季初先発となった福井。しかし、福井は立ち上がりを攻められ、1回は中井のソロ本塁打で1失点、2回も満塁のピンチを作ると、立岡に2点適時打を浴び、2回までに3失点と嫌なムードが漂った。
しかし、今日は打線が奮起し福井を援護した。2回、先頭の松山が二塁打で出塁すると、続く安部が適時打を放ち1点を返した。4回には先頭の丸が四球で出塁すると、続く鈴木、松山が連続適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。
そして、6回には先頭の鈴木が四球、代打・エルドレッドが安打で出塁すると、安部が犠打で送り一死2・3塁と絶好機を作る。代打・新井は敬遠気味の四球で勝負を避けられたが、続く會澤が2点適時打を放ち遂に勝ち越しに成功。そして、この回3人目の代打・堂林も犠飛を放ち1点を追加し、3点のリードを奪った。
福井は6回3失点で降板となり、7回表には2番手・薮田が登板。しかし、薮田は2失点を喫し1点差まで迫られたが、その裏の攻撃で安部が適時打を放ち再び2点差とした。結果、この1点が決勝点となった。
9回は今村が1失点を喫し1点差まで迫られたが、後続を抑え試合終了。負ければ首位陥落の一戦で広島が粘り、巨人を降した。また、福井は今季初勝利を手にした。
阪神-DeNA(甲子園)
天候不良により試合中止。