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初戦は西武の新旧エース対決。連敗脱出へ導くのは菊池か涌井か…両軍の意地が激突【パ第9節展望】

2017シーズンが開幕してから約1カ月が経った。今節初戦は埼玉西武ライオンズの現エース菊池雄星と西武の元エース涌井秀章(千葉ロッテマリーンズ)が対戦する。チームの連敗を止めるのはどちらか。

2017/04/28

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適材適所の起用が光るオリックス

2位 オリックス ― 4位 ソフトバンク 京セラD 2勝0敗0分
 
 単独2位のオリックス・バファローズが状態を上げつつある福岡ソフトバンクホークスを迎え撃つ。2014年の悔しさを持つオリックスとしては、ホームでは負けられない。一方のソフトバンクは3位西武との差が0.5差となり、巻き返しを果たしていきたいところだ。
 
 オリックスの初戦先発は西勇輝が上がる。中5日の先発となるが、金子千尋と並んでカード頭に据えたいという指揮官の意識の表れだ。その西は、目下2連勝中と安定感を見せている。4勝を挙げている、ディクソン、金子に倣いたいはずだ。2戦目は先発転向後初登板となる岸田護と予想する。かつては守護神として君臨した岸田がどうモデルチェンジしているか楽しみだ。3戦目はルーキーの山岡泰輔が初勝利を狙う。
 
 打線はステフェン・ロメロの離脱を受けてやや迫力に欠けるが、一気に畳みかける集中力がある。1番の宮崎祐樹、T-岡田が絶好調をキープし、勝負強い小谷野栄一がいる。ベンチ入りメンバーも含めて、適材適所の起用も光っている。
 
 ソフトバンクは先発陣が苦しく、踏ん張りどころだ。初戦の先発は中田賢一があがるが、開幕シリーズ以降はゲームを作れていない。前回のオリックスとの対戦では5回5失点で負け投手になっている。そろそろピリッとしたピッチングを見せたい。2戦目は攝津正が今季2度目の先発、3戦目は流動的だが、寺原隼人になるだろうか。ともに、今季1戦目の登板は内容が良くなかった。苦しい台所事情だけに、ベテランの意地を見せてほしいところだ。
 
 打線は前節の北海道日本ハムファイターズ戦で勢いを取り戻した。出塁率が良い1番の中村晃と2番の今宮健太がいい形を作り出している。デスパイネに当たりが出てきたことで、柳田悠岐、内川聖一が生きてきた。川崎宗則の復帰も濃厚とのことだ。乱打戦が予想される今節は、「打」のソフトバンクとしては打ち勝ちたいはずだ。

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