初戦は西武の新旧エース対決。連敗脱出へ導くのは菊池か涌井か…両軍の意地が激突【パ第9節展望】
2017シーズンが開幕してから約1カ月が経った。今節初戦は埼玉西武ライオンズの現エース菊池雄星と西武の元エース涌井秀章(千葉ロッテマリーンズ)が対戦する。チームの連敗を止めるのはどちらか。
2017/04/28
持ち味を生かしている楽天の助っ人3人衆
6位 日本ハム ― 1位 楽天 札幌D 0勝3敗0分
対称的な両チームが対戦する2連戦だ。
前日、連敗を10で止めた日本ハムはいい流れを作り出したい。攻撃陣はメンバーが戻りつつあるが、投手陣がどこまで踏ん張れるか。初戦の先発は有原航平だろう。開幕から4連敗といいところがない。ただ、前回の楽天戦は7回3失点とゲームを作れていただけに、同じようなピッチングを目指したい。このままで終わるような選手ではないはずだ。2戦目はルイス・メンドーサだ。3試合連続でゲームは作れている。リズムのいい投球で打線につなげていきたい。
打線は前節、松本剛がプロ初本塁打を含む2本塁打と気を吐き、4番の中田翔が決勝本塁打、ブランドン・レアードも2本塁打と当たりが出てきた。ただ近藤の前に走者をためられないのが課題だ。1番の西川遥輝、3番・近藤の順序を逆にするか、あるいは2番に近藤を据えて攻撃的に攻める形もいいのかもしれない。ホームに戻って迫力あるプレーで、活気を取り戻したいところだ。
首位をひた走る楽天は当然、この勢いを持続したい。初戦の先発は美馬学が上がる。前回のソフトバンク戦では9回2失点完投勝利を挙げた。ブルペン陣を助ける見事なピッチングだった。3連勝中と調子もよく、今回もゲームメークを期待したい。2戦目は、前回腰痛のため登板を回避した、岸孝之が復帰できる見込みとの情報だ。前回はチームに迷惑をかけただけに、一発回答で存在感を示したい。
打線は前節、茂木栄五郎が1試合を欠場した。それでも打線が機能したのだから、いまの打線はたいしたものだ。カルロス・ペゲーロ、ゼラス・ウィーラー、ジャフェット・アマダーの3外国人がそれぞれに持ち味を発揮、銀次、島内宏明や岡島豪郎も上手く絡んでいる。連勝を続けたい。