セペダ来日近し? カリビアンシリーズ、巨人勢らNPB組の活躍でキューバ決勝進出
2月7日に行われたカリビアンシリーズ準決勝で、予選4位のキューバ代表(ピナール・デル・リオ)が予選1位のベネズエラ代表(カリベス・デ・アンソアテギ)を8-4と下して決勝進出。セペダが大暴れした。
2015/02/08
Yasumitsu Takahashi
NPB組が大活躍
2月7日に行われたカリビアンシリーズ準決勝で、戦前の予想を覆し予選4位のキューバ代表(ピナール・デル・リオ)が予選1位のベネズエラ代表(カリベス・デ・アンソアテギ)を8-4と下して決勝進出を決めた。予選リーグ4試合で7得点と不振にあえいだ打線が12安打8得点とついに爆発した。
その原動力となったのはNPB組だ。3番グリエルが2安打1打点、4番デスパイネも2安打。そして、不振によりスタメンを外れていたセペダが6番DHで復帰したこの日、3塁打と2本の2塁打を含む4安打5打点と大暴れ。7回に勝負を決める満塁の走者一掃のタイムリーツーベースを放つなど、この試合のヒーローとなった。投げては今大会2試合目の登板となるメンドーサが9回の1イニングをピシャリと抑え、こちらも勝利に貢献した。
試合直後の共同会見でセペダは、「(7回の)満塁の場面では、注意深くピッチャーを見ることができました。内角のボールを狙っていて、それをうまく打てました。大事なのはチームが勝ったこと。毎打席、自分の仕事をしようとしただけです。今日はたまたま私が活躍しただけで、明日は他のチームメイトがヒーローになる順番かもしれません」というコメントを残している。
また、この日の試合前にはセペダ、メンドーサに直接話を聞くこともできた。
「Cepeda 23」というジャイアンツのアンダーシャツを着てグラウンドに現れたセペダ。それに触れると、「今季は背番号が新しくなるんだよ(背番号は5)」とにこやかに答えてくれた。
--今日は代表ユニフォームですが、ピナール・デル・リオの緑と黄色のユニフォームに袖を通すのは初めてですか?
そう、初めてですよ。いいでしょ(笑)。新鮮な経験です。
--今季はサンクティ・スピリトゥス、アルテミサ、そしてピナール・デル・リオと色々なチームでプレーしていますが、フィットするのに難しい部分はありますか?
ええ、多少はありますね。でも日々いいプレーをしようと心がけることが大事です。セカンドラウンドではバッティングも好調ですし、今は調子がいいですよ。
--さて、日本のファンが気にしているのはあなたのコンディションや、あなたがいつ日本に合流するかというところです。
状態はいいですよ。日本のキャンプに参加する準備もしています。カリビアンシリーズが終了して数日後には日本へ出発する予定です。日本は寒いんですよね(苦笑)
--昨年は日本で思うようなプレーができなかったと思いますが。
ええ、日本の野球に適応する前の段階で右ヒジを痛めてしまったのが大きかったですね。でも今は大丈夫です。
--ジャイアンツの外野争いは熾烈です。長野、アンダーソン、高橋、橋本、亀井らとのポジション争いが待っています。
競争があるのはもちろんですよ。みんな素晴らしい選手達です。私はハードに練習、プレーし、自分のベストを尽くすだけです。