不調のソフトバンク、投打で「らしさ」なく。浮上の糸口は“元気印”松田の打棒復活
福岡ソフトバンクホークスは5月1日現在で、パシフィック・リーグ4位に位置している。中村晃外野手、内川聖一外野手、松田宣浩内野手ら、昨季の同時期に好調だった選手の成績と現在の成績を比較してみた。
2017/05/01
4番内川が好調
開幕から間もなく1カ月が経った。貯金が2に回復したとはいえ、4位につけているソフトバンク。投打ともに「らしさ」が見られず、4月に入ってから5カード負け越しを記録した。対戦カードが一巡し、開幕で3連勝したロッテ相手に再び3連勝したが、その後もなかなか本調子とは程遠い状況が続いている。昨季とは何が変わってしまったのだろうか。
4月26日、北海道日本ハムファイターズ戦のスタメンと打率を見てみよう(成績は5月1日時点のもの)。このうち規定打席に到達しているのは中村晃、今宮健太、柳田悠岐、内川聖一、アルフレド・デスパイネ、松田宣浩の6名だ。さらにこの6名の2016年4月26日終了時点(今季と同じく22試合消化)の打率も並べてみた。
番でも)内川聖一のバッティングは変えられない。4番に入って3年目になりますが、無理しても変えられないのはわかってきた」
昨季は4番としての働きができず苦しんだ時期もあっただけに、頼もしい言葉だ。日本代表として出場したWBCでは代打での起用が多かった。例年通りにオープン戦を戦って調整できたわけではないが、開幕直後から好調を維持している。
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