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藤浪は“あの恐怖”に打ち勝てるか。バレとの遺恨マッチの行方は? 山田の不調は深刻【セ第10節展望】

開幕から1カ月が経過した。世間はゴールデンウィーク(GW)に入るが、プロ野球はどのチームにとっての“GW”となるのか。不調に苦しむ山田哲人内野手は、大型連休で遊びに来た子どもたちの前で快音を響かせることができるだろうか。

2017/05/02

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深刻なヤクルト山田の不調

5位 ヤクルト ― 2位 阪神 1勝2敗0分 神宮
 “あの”大乱闘から約1カ月が経った。東京ヤクルトスワローズの畠山和洋はケガで離脱中だが、阪神タイガースの藤浪晋太郎は切り替えて投球することができるだろうか。ウラディミール・バレンティンとの対戦で、初球どんな球を投じるのかに注目したい。
 
 今季から背番号00となった上本博紀が、嫌な2番打者として機能している。元々粘るバッティングを得意としていたが、2番として相手ピッチャーにより多くの球を投げさせるなど特徴が生かされている。
 
 ただ24試合でチームの失策数が「23」を記録してしまったり、バントなど小技が決められない場面がところどころで見受けられる点に関してはいただけない。そういう部分でのミスが減れば、首位待ったなしとなりそうだ。
 
 ヤクルトの山田哲人がもがいている。前節、ポールにあたってホームランかと思われた打球はあったが、ビデオ判定の結果ファールとなった。その打席は結局四球を選んだが、快音がなかなか響かない。
 
 杉村繁打撃コーチは「あのホームランが入っていたら変わっていたと思う。(状態が上がらないのは)気分的なものだと思う」、そして山田本人も「見てのとおり(状態は)最悪」とコメントしていた。2年連続トリプルスリー男の活躍なくして浮上は見込めない。阪神のリリーフ陣を比較的得意としているが、果たして大型連休で観戦に来たファンに大きな一発を見せることができるだろうか。

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