西武は対オリックス5戦5敗。エース菊池率いる表ローテで逆襲なるか【パ第13節展望】
プロ野球は12日から13節に入る。今季、埼玉西武ライオンズはオリックス・バファローズ戦で1つも勝ちがない。エースの菊池雄星投手率いる表ローテーションで、そろそろ勝利を収めたいところだ。
2017/05/12
ローテ再編中の西武はどう立て直すか
3位 オリックス ― 4位 西武 ほっと神戸、京セラD 5勝0敗0分
連敗中のオリックスが、今季5戦5勝と得意にしている埼玉西武ライオンズを迎える。連敗を止め、勢いを取り戻したいところだが、西武側からすれば表ローテでは初の対戦となるだけに、逆襲を目指したいはずだ。
ホーム・オリックスは初戦先発に西勇輝が上がる。シーズンの滑り出しは良かったものの、ここ2戦は敗戦投手になっている。前回登板は7回144球を投じるなど、疲労の抜け具合もやや心配される。Wエースとしての存在感を示したいところだ。2戦目は流動的だが、フィル・コークとみる。3戦目は山岡泰輔だろう。西で弾みをつけ、ルーキーの山岡に初白星となれば勢いがつくはずだ。
打線は、3、4月の月間MVPを獲得したT-岡田を軸にしていく戦い方に変わりはない。1番をどう育てていくかが、これからの課題だろう。武田健吾、駿太で1、2番を形成するのも面白いかもしれない。
西武は前節1勝1敗で乗り切ったが、借金を抱えた現状、巻き返しが必要だ。初戦の先発はエースの菊池雄星が上がる。前回登板では7回1失点で勝利投手になった。QS率も100%と安定したピッチングを見せている。エースとしてはチームのオリックス戦初勝利に導かねばならない。2戦目は左腕の佐野泰雄が今季初先発との情報だ。3戦目はブライアン・ウルフが登板する。ローテ再編の最中にあるが、どう立て直すか注目したい。
打線は5番に栗山巧が入り、ただでは終わらない雰囲気が出てきている。4番・中村剛也が好調なだけに、1番・秋山翔吾からの打線のつながりを意識したい。