【16日のセ・リーグ結果】G菅野5勝目、T秋山7季ぶり完投勝利、広島10得点で大勝
2017/05/16
〇巨人5-1ヤクルト●(東京ドーム)
投打がかみ合った巨人が白星を収め、連敗を2で止めた。
ヤクルト先発はブキャナン。巨人打線は、相手助っ人の立ち上がりを攻めた。初回、一死から石川慎が内野安打で出塁すると、4番・阿部が左翼スタンドに2点本塁打を放ち2点を先制した。その後も、巨人は5回に中井の四球、菅野の安打でチャンスを作ると、立岡・阿部に適時打が飛び出し、3点を加えエース・菅野を援護した。
投げては、菅野が8回1失点の好投を見せ前回登板の雪辱を果たした。そして、9回は登板間隔が空いていたカミネロがに登板。カミネロは二死1・2塁のピンチを背負ったが、最後は谷内を三ゴロに打ち取り、試合を締めた。
ヤクルトは巨人を上回る7安打を放ったが、バレンティンのソロ本塁打による1点に留まり、先発・ブキャナンも6回5失点と試合を作れず敗戦となった。
〇阪神8-1中日●(甲子園)
阪神が投打で中日を圧倒し快勝で3連勝を飾った。
初回、阪神は一死から大和の四球、糸井の一ゴロをビシエドが後逸し一死1・2塁のチャンスを作り、福留の空振り三振時に重盗を決め二死2・3塁とする。そして、続く中谷が今季第5号となる3点本塁打を放ち先制点を奪った。
また、阪神は5回にも二死から3四球で満塁のチャンスを作ると、糸原に走者一掃の適時打が飛び出し3点を追加。そして、6回には糸井にダメ押しの2点本塁打が飛び出し、大量8点を奪った。
投げては、打線の大量援護に恵まれた先発・秋山が9回を12奪三振、1死球、1失点という内容で、ルーキーイヤー以来となる7年ぶりの完投勝利をマークし、今季3勝目を手にした。
〇広島10-1DeNA●(尾道・しまなみ球場)
広島が逆転で尾道での主催試合を白星で飾った。
広島・野村、DeNA・濱口の両先発は4回まで無失点に抑えていたが、試合は5回に動いた。
5回表、DeNAは先頭の高城がペーニャの悪送球で出塁すると、濱口がしっかり犠打で送り一死2塁とチャンスを作る。そして、続く倉本が適時打を放ちDeNAが1点を先制した。
しかし、その直後に広島打線が濱口の四球につけ込み逆転に成功した。5回裏、無死からエルドレッド・新井が連続で四球を選ぶと、ペーニャも安打で続き無死満塁のチャンスを作る。すると、石原が左犠飛を放ち同点に追いついた。その後、投手の野村も四球を選び、再び満塁のチャンスを作ると、田中・菊池の連続適時打、丸の押し出し四球、鈴木の犠飛でこの回5点を奪い、濱口をKOした。
広島はその後、8回にDeNAドラ6ルーキー・尾仲からも5点を奪い、大量10得点で試合を決めた。先発・野村は7回1失点の好投を見せ、今季3勝目を手にした。
敗れたDeNAは投打共に振るわず、3連敗となった。