日本ハム、快勝で4位・オリックスとのゲーム差を「2」に!連勝の浦野「先発なので、もっと長いイニングを」
2017/05/20
北海道日本ハムファイターズは、19日に本拠地・札幌ドームで行われたオリックス・バファローズとの一戦を7-2で制した。
この日の先発は難病を克服し復活を果たした浦野。浦野は毎回のように走者を背負ったが、要所を締め5回を78球で7安打、2奪三振、1四球、無失点と試合を作り今季無傷の3勝目を手にした。
浦野は降板後に、以下のように語った。
「先発なので、もっと長いイニングを投げなければいけないんですが、ちょっと打たれすぎですね。打たせて取るという自分の投球はでき、走者を出しても結果的に無失点には抑えましたが、反省点がたくさんありました。中継ぎ投手の方に迷惑を掛けたので、しっかりと応援します」
そして、この日は打線が序盤から大量6得点。初回には復帰した杉谷の安打を活かし中田が適時二塁打、2回には西川が2点適時打、3回にはトレード加入の大田が今季第5号となる3点本塁打を放ち試合の主導権を握った。
先制打を放った中田は「見逃せばボールだったのかな。何とか先制点、と思っていたのでまずは良かったね。ケンシ(杉谷)も戻ってきて1打席目からヒットを打ったので、その流れにも乗せてもらったね」と話した。
また、直近6戦で4本塁打と勢いに乗る大田は、謙虚なコメントを残した。
「(最低でも)タッチアップとか、進塁打にできたらと右方向へフライを、思い切って打ちにいこうと思っていました。バットの真芯でしたけれど、センターフライかなという感じだったのでビックリしました。(シーズン自己最多5号も)まだまだです」
開幕直後は中田や大谷の離脱もあり、12年ぶりの10連敗を喫するなどスタートダッシュに失敗した日本ハム。しかし、5月に入ってからは11勝4敗と好調。借金も「7」まで減らし、4位・オリックスとのゲーム差を「2」、3位・西武とのゲーム差は「5」とAクラスを射程圏内に捉えてきた。
大谷という投打の大黒柱を欠いているが、投打がかみ合うようになり調子を上げてきた昨季王者・日本ハム。昨季のように、ここから怒涛の追い上げを見せ、Aクラスに肉薄することは出来るだろうか。