【巨人】ついに防御率セ1位。目立たぬ若手左腕・田口麗斗にもっと評価を!
読売ジャイアンツの田口麗斗投手が4年目ながら、チームを引っ張る活躍を見せている。だが、メディアで大きく取り上げられることがあまりない。一体、なぜなのだろうか。
2017/05/23
活躍しているもののメディアであまり大きく取り扱われない
もっと評価されていいはずだ。素直にそう感じている。
巨人の左腕・田口麗斗投手が21日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で自身にとって今季初、プロ2度目の完封勝利を飾った。9回116球とテンポのいい投球で相手打線を6安打に抑えて最後まで本塁を踏ませず、しかも無四球。抜群の制球も光った。これで今季4勝目。ハーラートップの菅野智之投手に次いでチーム2位の勝ち星となり、防御率はそのエースを抜いてついにリーグ単独1位となる1.60にまで数字を跳ね上げた。
高卒入団2年目の一昨年シーズンで初めて1軍に昇格すると13試合に登板し、3勝5敗、防御率2.71をマーク。プロ3年目の昨年は先発ローテーション入りして26試合の登板でチーム唯一の2ケタ勝利となる10勝に到達し、防御率も2.72とまずまずの成績を残していた。
ちなみに同年の10月には侍ジャパンの強化試合メンバーにも選出。今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には出場できなかったもののプロ入り後、初めて侍トップチームに加わって日の丸も背負った。
今季はプロ4年目。ここまで7試合に登板し、エース・菅野と張り合うような成績でG投ローテを支える若き左腕はまだ21歳だ。末恐ろしいうえに、今後さらなる飛躍が大いに期待される。
しかしながら、その反面で田口はなぜかスポットライトを浴びにくい存在でもある。ここまで見ていると巨人という全国区の注目球団に在籍しながら、これだけ活躍していても系列の新聞社やテレビ局以外の各メディアではあまり大きく扱ってもらえていない。
以前からネット上でも「なぜなのか」と話題になっているように、そう感じている人は多い。田口人気ももう少し上向きになっていいはずが、どうしてなのかあまりパッとしない気もする。何となく不思議だ。
しっかりと好成績を収め続ける生え抜き選手で年齢も若いことを考えれば、この田口には球団が待ち望むスター候補生の資格が十分に兼ね備わっているはず。そうであるにも関わらず、世間での認知度がいまひとつ浸透していない理由は一体何なのであろうか。