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【巨人】ついに防御率セ1位。目立たぬ若手左腕・田口麗斗にもっと評価を!

読売ジャイアンツの田口麗斗投手が4年目ながら、チームを引っ張る活躍を見せている。だが、メディアで大きく取り上げられることがあまりない。一体、なぜなのだろうか。

2017/05/23

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チーム内では盛り上げ役の「ムードメーカー」

 その田口は高校時代、広島新庄のエースとして3年夏の2013年全国高等学校野球選手権広島大会決勝で瀬戸内と対戦し、山岡泰輔(オリックス)との投手戦を展開。延長15回を無失点完投、さらに翌日の引き分け再試合でも惜敗で夏の甲子園出場の夢は絶たれながら1失点完投を果たしている。
 
 この2人の投げ合いは球界関係者や一部の高校野球ファンの間では語り草となっているが、やはり舞台が甲子園でなかったこともあって一般の人たちにまでは残念ながら広く知られるまでには至っていない。
 
「仮に田口が甲子園に出て全国で注目を集めるような活躍をしてから巨人に入団し、今の成績を収めていたら間違いなくスターになっていたと思う」と多くのメディア関係者は口を揃える。
 
 高校時代は甲子園の出場経験がなく、ドラフトでも巨人からは3位指名を受けたが「目玉」として扱われた注目選手ではなかった。その流れもあってか、ファンの間ではキャラクター的に目立たない存在として定着している感が強いようだ。
 
 本当はチーム内でも盛り上げ役のムードメーカーで「元気印」を全面に出すような性格の持ち主なのだが、その辺りも世間に余り知れ渡っていないところは何となく損をしているような気がする。
 
 だが、たとえ目立たなくても今の田口は間違いなく凄い。
 
 オフに広島新庄で2学年後輩だった年下の一般女性と結婚し、生涯の伴侶を得たことも大きい。このペースで快投を続けチームをVに導くだけでなくシーズン終了後に初の個人タイトル奪取にもつなげれば「田口麗斗」の名はきっと大きく広まってジャンプアップを遂げるであろう。 

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