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DeNAの「巨人をビビらす」成長株。”鬼門”交流戦へ策士ラミレス監督が描くシナリオ

今年も交流戦が始まる。毎年、交流戦を苦手としている横浜DeNAベイスターズだが、アレックス・ラミレス監督は「交流戦勝率5割」を目標に掲げ、ここから巻き返しを図っている。浮上のキーパーソンに、宮崎敏郎内野手の名が上がっている。

2017/05/30

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ラミレス監督も期待

 4月中旬から5月上旬まで左脇腹痛を患って戦列を離れた影響により規定打席には29日現在で13打席不足しているが、打率3割4分7厘と“隠れ首位打者”のハイアベレージをマーク。1本塁打、16打点とこの2部門はまだ平凡な数字ながらも、得点圏打率4割5厘の勝負強さがそれらを補うだけの十二分な要素になっている。
 
 昨季は自己最多の101試合に出場して2ケタ本塁打を放つなど飛躍のシーズンとなったが、5年目の今季もここまで順調もとい予想以上に急成長を遂げていると評していいだろう。さらなるジャンプアップが、DeNAのチーム内でも大きく期待されている。
 
 今季は開幕から5番に定着。ラミレス監督は開幕前、一部のメディアを通じて宮崎を「筒香の後の5番としては、まだ打点が足りない」と手厳しく評していたが、これも明らかな期待の裏返しだ。
 
 宮崎が「ハマの5番」として存在感を発揮し続ければ、当然ながら他の打者を触発させることにもつながるであろう。
 
 ジャイアンツをビビらせる存在として宮崎には交流戦でもぜひ大暴れしてほしい。そしてネット上でもチームが勝つと話題のキーワードとしてほぼ毎回上位にランクインされる「横浜優勝」の文字をシーズン終盤で現実化してくれることをベイファンは願っている。

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