オリックス、投打かみ合い5月初の連勝!決勝打の武田「絶対に打ったろうという気持ちでした」
2017/05/31
30日、オリックス・バファローズは本拠地・京セラドーム大阪で東京ヤクルトスワローズと対戦。投打がかみ合い、9-1で勝利を収め、5月に入ってから初となる連勝を飾った。
この日の先発はエース・金子千尋。金子は初回に大引・坂口という元オリックス戦士の連打で1点を献上してしまったが、今日は打線がエースを援護した。初回、宮崎・小谷野の安打でチャンスを作ると、ケガから復帰のロメロの三ゴロ間に1点を返し、同点に追いついた。
その後、両先発の好投もあり、両軍互角の戦いを繰り広げたが、6回に試合が動いた。
6回、ヤクルト先発・ブキャナンからT-岡田が四球、安達が安打で二死1・2塁のチャンスを作ると、武田が値千金の勝ち越し適時打を放ち1点を勝ち越した。
決勝点となる適時打を放った武田は「チェンジアップにうまく反応できました!みんながつないだチャンスでしたし“絶対に打ったろう!”という気持ちでした。ランナーをかえすことができてよかったです!」と嬉しそうに話した。
そして、7回にはオリックス打線が爆発。かつての同僚であるヤクルト2番手・近藤から宮崎・ロメロの安打、T-岡田の四球で二死満塁のチャンスを作ると、モレルの代打・西野がレフトの頭を超える適時二塁打を放ち2点を追加。
その後も安達が四球を選び再び二死満塁とすると、武田・伊藤・駿太に連続適時打、相手失策も重なりこの回一挙7得点でリードを8点に広げた。近藤は伊藤に安打を浴びたところでKOとなり、3番手・平井もオリックス打線の勢いを止められなかった。
先発・金子千尋は7回を113球、5安打、4奪三振、無四球、1失点と好投し、5回途中8失点でKOされた前回登板の雪辱を果たした。金子は降板後、以下のコメントを残した。
「初回のバッター2人で1点を取られた場面は、慎重さと大胆さが中途半端になってしまいました。その後は切り替えてバッターと勝負できたと思います。ボール先行になることもありましたが、しっかりと腕を振って投げられたと思います」
春先の好調の原動力であるロメロが復帰、宮崎が4打数4安打、新外国人・マレーロの獲得など、チームに明るい話が戻ってきたオリックス。3位・西武とは6ゲーム差と差が開いてしまったが、3・4月のような勢いを取り戻し、まずは2010年以来となる交流戦勝率1位を目指したいところだ。