日本ハム・斎藤佑樹、2015年以来623日ぶりの白星。「丁寧に投げることだけを意識していた」
2017/06/01
5月31日、北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手は、本拠地・札幌ドームで行われた横浜DeNAベイスターズ戦に4月6日以来となる先発登板。
5回0/3を81球で5安打、2奪三振、1四球、1失点という内容で623日ぶりとなる白星を手にした。また、本拠地・札幌ドームでの白星は975日ぶりとなった。
4月6日のロッテ戦では5回3失点で敗戦投手となっていた斎藤。しかし、この日の斎藤は初回などにピンチを背負うも、併殺や盗塁死などで要所を締め得点を許さなかった。
そして、この日は主砲・中田が3打数3安打5打点と打棒爆発。投打がかみ合い、チームは6-1で勝利。勝利投手の権利を持っていた斎藤が今季初勝利を手にした。
斉藤は降板後、以下のように話した。
「すごく丁寧に投げることだけを意識していました。大野さんのリード通りに投げられ、大胆にいくことができたと思います。ファームで取り組んできたことも、実践できました。1回に遥輝(西川選手)が出塁して先制点を取ってくれ、楽に投げることができました。5回の泰示(大田選手)の守備、ピンチを谷元さんが救ってくれて感謝しています」
ルーキーイヤーの2012年には19試合で6勝5敗、防御率2.69と上々のデビューを果たしていた斎藤だったが、その後は故障などに悩まされ、昨季は11試合(3先発)に登板も、未勝利で防御率4.56と結果を残せていなかった。しかし、今季は登板2試合で先発の役割を果たし、復調の兆しを見せている。
現在、日本ハムの先発陣は大黒柱の大谷がケガで離脱、昨季11勝の有原が不調で2軍行き、昨季新人王の高梨も精彩を欠き中継ぎに配置転換など、緊急事態に陥っている。そのため、今後も斎藤に先発登板の機会があることは間違いないだろう。
斎藤は先発陣の救世主として、かつての輝きを取り戻すことは出来るだろうか。