【SB】東浜は真のエースになれるか。工藤監督も厚い信頼、エース級と投げ合う交流戦で飛躍を
福岡ソフトバンクホークスの東浜巨投手は、開幕から安定した投球を続けている。交流戦初戦も完投勝利で飾った5年目の若鷹の飛躍に期待が高まる。
2017/06/02
工藤監督、伸びしろ期待
6安打2失点、126球を投げ抜いた東浜に対し「全体的に球の力が上がってきている。でも彼の能力からしたらまだまだ」と工藤公康監督。「こういう投手があと一人出てきてくれるとありがたい」との言葉には、東浜への信頼も含まれているように聞こえる。
昨季の交流戦では3戦に先発し、防御率は1.31。広島・黒田博樹、巨人・菅野智之、ヤクルト・小川泰弘とのエース級と投げ合い2勝0敗と勝ち越している。今季はこれに自信が加わることだろう。本人は「まだ去年からの成長は実感していない」と話すが、昨季は9勝6敗、そして今季ここまで6勝1敗の好成績を収めている。
6連戦が続く交流戦でカード初戦を任されるとなれば、またエース級との対戦が予想される。それでも投げ負ける空気などどこにも漂っていない。むしろ、勝ちを計算できる投手に成長している。プロ5年目の飛躍は自身にとっても、チームにとっても大きな意味を持つ。交流戦MVPを獲得するほどの活躍を期待したい。