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同世代対決の嵐、巨人対オリはダル絶賛、あの“因縁の投手戦”再現か【交流戦第2節展望】

交流戦はカードが変わって第2節に突入する。第1節の戦績はパ・リーグが12勝6敗。セ・リーグ本拠地での開催になる今節はどんな戦いが待っているのか。今回も“対決”を取り上げていきたい。

2017/06/02

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田口VS山岡は名勝負の再演

 第2節のカードは以下のとおり。
 
巨人―オリックス(東京ドーム)
ヤクルト―西武(神宮)
DeNA―ソフトバンク(横浜)
中日―楽天(ナゴヤドーム)
阪神―日本ハム(甲子園)
広島―ロッテ(マツダスタジアム)
 
 今節、最も注目したいのは、巨人―オリックス戦だ。
 このカード、順当に行けば、第3戦で巨人は田口麗斗が先発、オリックスはルーキー・山岡泰輔の先発となる可能性が高い。同郷で、同学年の2人。じつは、彼らには因縁がある。
 
 いまから4年前(2013年)の夏の甲子園予選広島大会決勝戦でのことだ。
 広島新庄のエース・田口と瀬戸内のエース・山岡が対決。延長15回引き分け再試合にもつれ込んだのだ。死闘の中の死闘。勝てば甲子園出場が決まる試合で、両者一歩も譲らない球史に残る一戦を演じたのである。
 
 「どっちにも甲子園にいかせてやりたい」
 
 そんな声がささやかれるほどの熱戦は、山岡のいる瀬戸内が再試合を制し、甲子園に出場した。甲子園では初戦の2回戦で明徳義塾に敗れたが、レンジャーズのダルビッシュ有が「これが一番だわ」とTwitterで絶賛したのは有名な話だ。のちに、2人はU18高校日本代表に選出され、W杯で準優勝に輝いている。
 
 高校卒業後、田口はプロに入り、山岡は社会人の東京ガスに進んだ。U21W杯では同じユニフォームを着たこともあったが、山岡が今年プロ入りして、あの決勝以来の対決が実現する。

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