巨人・高橋監督は”無表情”スタイルを止めよ。連敗脱出へまずは指揮官から意識改革を
負の連鎖が止まらない。球団ワースト記録に迫る10連敗中の巨人軍は、高橋由伸監督の“クールさ”が裏目に出て、チーム状態は悪化の一途をたどっているようだ。指揮官には熱く選手を鼓舞する姿勢が求められている。「球団史上最大の危機」を乗り越えるべく、監督自身の意識改革が急務だ。
2017/06/06
感情むき出しで結果求めるべき
もちろん選手だって、指揮官の一挙一動を見ている。もし高橋監督が選手たちを鼓舞させるような熱い言葉を口にしたり、ベンチで時に感情を露にしたりすれば選手たちは意気に感じると思う。我々の見えないところで選手たちの気持ちを高めるようなことをやっているとするならば話は別だが、ここまでそういう類の情報は聞こえてきたためしがない。
それでも勢いに乗って勝っているうちはいい。しかしながら、こういう具合にチーム状態が悪化の一途をたどっている時こそ監督の能力が試される。各方面から「巨人史上で最大の危機」とまで指摘されるほどズタボロになった現状に高橋監督は内心、きっと夜も眠れないほどに悔しくて腸が煮えくり返っているはず。それなら、もっともっと感情をむき出しにしてもいいのではないだろうか。もしかすると感情を押し殺すことを美学としているのかもしれないが、これ程までに結果が伴っていないことを考えれば、采配うんぬんだけではなく自身のスタイルも変えなければならない時が来ている。もう、それを躊躇する猶予はない。