巨人、球団史上ワーストの12連敗…。投打振るわず42年ぶりの不名誉記録更新
2017/06/07
〇西武3-0巨人●(メットライフドーム)
7日、メットライフドームで読売ジャイアンツ対埼玉西武ライオンズの一戦が行われ、巨人は0-3で黒星を喫した。
巨人はこの試合で12連敗となり、1975年9月に記録した球団ワースト記録であった11連敗を42年ぶりに更新。負のスパイラルが止まらず、23勝32敗で借金を今季最多の9とした。
巨人先発・吉川光、西武先発・岡本洋で試合はスタート。3回まで両先発は要所を締め無失点に抑えていたが、4回に試合が動いた。
4回、吉川光は一死から浅村に安打を許すと、メヒアに本塁打を浴びてしまい2点の先制点を献上。そして、5回に炭谷に四球、秋山の頭部付近に死球を与えたところで吉川は降板となった。今日も吉川は制球が安定せず、4回2/3を94球、5安打、3奪三振、3四死球、2失点という内容だった。
そして、2番手・西村は6回に中村のソロ本塁打で1点を失い、リードを広げられてしまった。一方で、3番手の篠原は2イニングを無失点と追加点を許さなかった。
打線も繋がりを欠き、得点を奪えなかった。巨人はこの試合で3度得点圏に走者を進めたが、4回の一死1・2塁の好機で阿部・亀井が連続で凡退、6回の二死1・3塁のチャンスで阿部が左飛、7回に至っては石川慎とクルーズの連打で作った一死1・3塁の絶好機で代打・長野が二ゴロ併殺打と、少ない好機を活かせなかった。
今季初登板の岡本洋に5回2/3を3安打に封じられ、その後も武隈・牧田・シュリッター・増田を打ち崩せず完封負け。
巨人は投打に振るわず、不名誉なワースト記録更新となってしまった。8日の試合は西武・十亀、巨人はルーキー・池田の予告先発となっているが、24歳のルーキー左腕はこの異常事態からチームを救うことは出来るだろうか。