なんと全カードでセ・パ同一順位同士が対決。5連敗日ハム対13連敗巨人、先に連敗から抜け出すのは?【交流戦第4節展望】
交流戦は後半戦に突入する。現在、パ・リーグが31勝、セ・リーグが22勝、1分けとなっている。パ・リーグ優勢で、8日のゲームでは巨人が西武に13失点、ヤクルトがソフトバンクに15失点と圧倒的な差を付けられた。パ・リーグはオリックス、ソフトバンク、西武が好調で、セ・リーグは広島、阪神の状態がいい。13連敗の巨人は、札幌の地でどのような展開が待っているのか。交流戦未勝利のヤクルトも気がかりなところだ。
2017/06/09
楽天打線は広島・ジョンソン攻略できるか
今節は神様のいたずらか、カードすべてが両リーグの同一順位同士の対決なのだ。これは興味深い。セ・リーグは意地を見せられるか。
今節のカードは以下。
日本ハム-巨人(札幌ドーム)
楽天-広島(Koboパーク宮城)
西武-DeNA(メットライフ)
オリックス-中日(京セラD大阪)
ソフトバンク-阪神(ヤフオクドーム)
ロッテ-ヤクルト(ZOZOマリン)
せっかくなので、1位同士から順を追って行こう。
両リーグの首位同士が対決する楽天―広島戦。リーグの他チームは、3タテをくらわしてほしいと願っていることだろう。
まず、楽天打線は初戦先発のジョンソンを攻略できるか。楽天はDeNAと対戦した前節、初戦は濵口遥大、2戦目は中継ぎの田中健二朗の両左腕にしてやられた。左腕対策は今後のカギになってくるはずだ。昨季の沢村賞投手のジョンソンに対し、茂木栄五郎、ペゲーロの1・2番コンビがどういうバッティングをするか。また、梨田監督の起用法にも注目したい。
同世代対決でみると、広島の先発が読みにくいものの、野村祐輔が登板すれば楽天・島内宏明との明大同級生対決が実現する。島内は今季好調で打率.291をマークしている。
楽天・藤田一也と広島・菊池涼介による華麗な守備の競演も観客を魅了するだろう。
楽天リードの展開なら、松井裕樹VS鈴木誠也の若い世代の二人の対決も面白そうだ
ソフトバンク―阪神は2位対決。
このカードは元メジャーリーガー対決が見ものだ。
ソフトバンク・川﨑宗則、五十嵐亮太、阪神には、藤川球児、福留孝介がいる。
川﨑と藤川、福留の3人はカブスに所属していたという奇縁もある。
それぞれどのような形でチームに貢献するのか。元メジャー組のパフォーマンスに期待だ。
阪神の初戦先発の岩貞祐太、ソフトバンクのショートストップ・今宮健太が同学年だ。九州の高校出身のふたり。当時、対戦したかは不明だが、楽しみな対戦になりそうだ。