巨人対ソフトバンク、エース菅野は交流戦初勝利なるか。中日対日ハムは大阪桐蔭の先輩【交流戦第5節展望】
前節、同一順位同士の対戦は、パ・リーグがすべて勝ち越した。交流戦は終盤に差し掛かり、今季もパ・リーグ優勢だ。残り2節で、セ・リーグはどれだけ巻き返せるか。
2017/06/13
交流戦最下位VS首位、巨人はSB打線を止められるか
今節のカードは以下。
巨人-ソフトバンク(東京ドーム)
ヤクルト-楽天(神宮)
DeNA-ロッテ(横浜)
中日-日本ハム(ナゴヤドーム)
阪神-西武(甲子園)
広島-オリックス(三次、マツダスタジアム)
交流戦・最下位の巨人は、首位ソフトバンクに挑む。
初戦の先発は巨人が菅野智之、ソフトバンクが東浜巨と発表されている。菅野が1学年上だが、1年の浪人があるためにドラフト同期対決になる。交流戦未勝利のエース・菅野は、苦しいチーム事情を救えるか。
侍JAPANとして、米オールスター、プレミア12、WBCをともに戦った今宮健太、松田宣浩、柳田悠岐、中村晃との対決は楽しみだ。菅野と中村とは同学年でもあり、どういうマッチアップになるか期待したいところだ。
また今季、巨人に移籍した森福允彦は古巣相手にどんなピッチングを見せるか。
巨人は内海哲也が復帰し、山口俊が移籍後初先発の模様だ。故障者が続出しているソフトバンクはこの窮地をどう乗り切るか。
広島―オリックスは興味深い対戦となりそうだ。
初戦の注目は、タナ・キク・マルを中心とした広島打線を、オリックスのエース・金子千尋がどう抑えるか。金子の女房役を務める捕手の伊藤光は89年生まれ。つまり、田中広輔、菊池涼介、丸佳浩と同世代だ。彼ら3人に安部友裕を加えた同学年をどう抑えることができるか。また、強肩で知られる伊藤が彼らの足を封じられるかも注目だ。
また、田中とオリックスのリリーバー・吉田一将はJR東日本時代の同僚だ。オリックスの2戦目の先発は東明大貴が予想され、こちらも同学年対決となりそうだ。
若い世代に目をうつすと、広島の4番・鈴木誠也と2戦目以降のスタメンが予測されるオリックスの若月健矢、売り出し中の武田健吾は第1回U21ワールドカップを戦ったメンバーでもある。
広島のリリーバー・中崎翔太、オリックスの中堅手・駿太もドラフト同期の同学年だ。