楽天・西田骨折で混沌 存在感増すベテラン山崎・後藤のショート争い
正遊撃手の期待が集まる西田哲朗。しかし打撃練習で自打球を左足甲に当てて骨折。開幕微妙となり、遊撃のポジョション争いが一気に混沌としてきた。
2015/02/17
後藤のショートも非常に魅力的
一方の後藤。移籍1年目の昨年は54試合打率.203と不振に喘いだ。「結果を出さないと淘汰される」。強い決意で巻き返しを狙う36歳は、紅白戦3試合5番・ショートで起用され、5打数2安打2打点、1二塁打、1本塁打の成績を残している。
初戦はチーム第1号の2ランを披露。先発で期待が高まる菊池保則の低めカーブを打ち砕いた。12日には聖澤、銀次、島内といった左打者が下手投げの新人・加藤にゴロを打たされる中、低めをうまく捉えての右中間二塁打で気を吐いた。昨年はバットが空を切ることが多く、約18%の空振り率はリーグ平均の倍以上の数値だったが、紅白戦では空振りゼロ。難しい打球の処理もそつなくこなし、体が良く動いている。指揮官も「非常にギラギラして、絶対にレギュラー取る姿勢が見えている。後藤選手のショートも非常に魅力的」と独特の表現で評価している。
果たして西田の離脱を埋めるのは、存在感増すベテラン両名なのか?
それとも岩崎、阿部、4年目の三好なのか? はたまた西田が開幕に間に合わせるのか? 楽天の遊撃争いから目が離せない。
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