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ソフトBが壮絶な殴り合いを制す 美馬10失点KO、デスパ満塁弾、両軍28安打・・・

2017/07/01

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○ソフトバンク 10-9 楽天●(1日、Koboパーク宮城)
 パ・リーグ首位攻防戦は、前日は楽天が4-3で勝利。ソフトバンクとのゲーム差を1.5と広げた。この日の楽天の先発は今季7勝1敗と絶好調の美馬。対するソフトバンクは背中の張りで登録抹消されていて、この日が6月4日以来約1ヶ月ぶりの登板となる千賀で試合が始まった。
 
 ソフトバンクは初回に内川の一ゴロ、デスパイネが三遊間へ強烈な当たりを放ち左前適時打で2点を先制し、立ち上がりの美馬を攻める。
 
 一方、2回まで千賀に無安打に抑えられていた楽天打線だが、1死から連打でチャンスを作ると、ペゲーロが千賀の制球ミスで甘めに入った直球を、右中間へ2点適時二塁打を放ち同点とする。さらにウィーラーが、初球の低めの直球を左翼スタンドへ運び、一気に勝ち越しに成功。楽天はこの回に4点を獲得し、逆転に成功する。
 
 4回にも楽天はチャンスを作り、島内が右前に安打を放つが、右翼手上林のレーザービームが飛び出し、二塁走者をタッチアウト。ピンチを好守で救う。
 
 するとソフトバンクは5回表に無死から甲斐と上林の連打で一三塁のチャンスを作り、川崎が一塁へゴロを放つが挟殺プレーで楽天のミスを誘い、1点を追加する。さらに今宮が初球を右前に運び、逆転の2点適時打。そして、満塁とすると、デスパイネが20号満塁本塁打を左翼スタンドへ運び、この回だけで美馬から7点を奪う。
 
 一方の楽天は、その裏に2番手のモイネロから失策や四球で満塁とすると、3番手の岡本から押し出しの四球を選び、1点を返す。さらに、アマダーの右前適時打でもう1点を返すと、4番手の五十嵐から嶋が適時打、三好が犠飛を放ち、一気に1点差まで迫る。
 
 しかし、ソフトバンクも続投した美馬から今宮がこの日4本目の安打となるソロ本塁打を放ち、美馬を10失点でノックアウト。投手戦が予想された試合でまさかの展開となった。
 
 2点差で追いかける楽天は7回裏にアマダーがバックスクリーンへソロ本塁打を放ち、1点差。さらに8回裏には無死から岡島、ウィーラーが連打で出塁し、1死一二塁からソフトバンクはサファテを投入。今江の打席で、ワンバウンドの球で2塁走者の岡島が果敢に三塁を狙うが、タッチアウト。今江を空振り三振に打ち取り、ピンチをしのいだ。
 
 9回裏のソフトバンクは回またぎのサファテがマウンドに。しかし、3人でしっかり打ち取り、ソフトバンクが両軍28安打の壮絶な殴り合いを10-9で制した。これでソフトバンクは48勝27敗として、首位楽天とのゲーム差を0.5としている。



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