ソフトバンク、鮮やかな逆転劇で首位攻防戦を2勝1敗で制す!8回に岸・松井裕攻略
2017/07/02
〇ソフトバンク5-4楽天●(Koboパーク宮城)
終盤に打線がつながったソフトバンクが8回に逆転を見せ、首位攻防戦を2勝1敗で制した。
この試合の先発は、ソフトバンク・バンデンハーク、楽天・岸。好投手の対決となったが、序盤から試合は動きを見せた。
初回、楽天は先頭の島内と3番の岡島が四球で出塁しチャンスを作ると、ウィーラー・銀次の連続適時打で2点を先制。
先制点を献上してしまったソフトバンクだったが、その直後の2回には松田が今季第13号となるソロ本塁打を放ち、1点差に迫る。
その後、試合は両先発の好投でスコアボードに0が並んだが、楽天は6回にアマダーの適時打で1点を加え、リードを2点に広げていた。
そして、楽天先発・岸は8回も続投。しかし、ここでソフトバンク打線がようやく岸を捉え、攻略に成功した。
8回、ソフトバンクは一死から川崎が二塁打で出塁、今宮が四球を選びチャンスを作ると、柳田の適時打で1点差に迫る。ここで楽天は岸を諦め、8回から守護神・松井裕を投入。しかし、松井も勢いに乗ったソフトバンク打線を止めることは出来なかった。
投手が松井に代わり、一死1・2塁の場面で打者はデスパイネ。デスパイネはウィーラーの失策で出塁し、一死満塁のチャンスを作ると、続く松田が右前に適時打を放ち遂に同点に追いつく。そして、中村晃も2点適時打を放ち、遂に勝ち越しに成功した。
リードを奪ったソフトバンクは、8回に岩嵜を投入。しかし、一死からウィーラーにバックスクリーンにソロ本塁打を許し1点差に迫られる。岩嵜はその後も二死1・3塁のピンチを背負ったが、最後は代打・聖澤を捕邪飛に打ち取り、1回を1失点で切り抜けた。
そして、9回には守護神・サファテが登板。一死から島内に二塁打を許し、一打同点のピンチを招いたが、ペゲーロとの対戦で最速159キロをマークするなど気迫溢れる投球で1回を無失点に抑え、試合を締めた。
敗れた楽天は最後まで粘り強く戦ったが、惜しくも同一カード負け越しとなった。