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ヤクルトに新加入のカルロス・リベロ。守備はメジャー級・打撃も長打力向上中

2017/07/07

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 東京ヤクルトスワローズに新たに入団することになったベネズエラ出身のカルロス・リベロ内野手(29)。今季のアリゾナ・ダイヤモンドバックスは野手陣が好調で、中々メジャーに昇格できない日々が続いていたが、7月6日にヤクルトが獲得を発表した。
 
 リベロはダイヤモンドバックス傘下3Aに所属していた内野手で、右投右打で三塁を守ることが多い。他にも、一塁手・遊撃手・外野手として出場経験がある。守備力には定評があり、昨季はマイナーでゴールドグラブ賞を受賞するなど、肩と守備なら今すぐでもメジャーで通用するとの評価を得ている。
 
 打撃面では、マイナー通算105発を記録する長打力を持ち合わせている。昨季は3Aで124試合に出場して19本塁打を放ち、今季も3Aで59試合に出場し、打率.296、8本塁打、38打点という成績を記録。特に、長打力に関してはここ2年で向上してきているようだ。一方で、シーズン打率が3割を超えたのは2012年シーズンの一度のみと、やや確実性に欠ける一面もある。
 
 そして、米国のセイバー系サイト「ファングラフス」によると、リベロはフライ性の打球を放つことが多い。また、放ったフライの10%ほどが本塁打になっているという数字も残っている。もし日本球界に適応することができれば、本塁打を量産できる可能性は大いにあるだろう。
 
 現在、ヤクルトは川端慎吾を始め、畠山和洋、雄平といった主力を欠き、1軍に残っている山田哲人もスランプから抜け出せず、今季打率は2割台前半と低迷。7月6日現在、チーム打率と本塁打数はリーグワーストであり、チームも5位の巨人に4.5ゲーム差で最下位と苦境に立たされている。
 
 ここまでヤクルトの助っ人は、野手ではバレンティン、投手ではブキャナン、ルーキ、ギルメットが活躍。野手のグリーンも現在1軍に登録されているが、打率.200、2本塁打、8打点といまいち実力を発揮できておらず、リベロの状態次第では入れ替えとなる可能性が高いだろう。
 
 今季も半分以上の日程を消化し、シーズン後半に差し掛かるところで緊急補強となったリベロ。果たして、貧打に苦しむチームの救世主として活躍を見せることはできるだろうか。



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