首位猛追のソフトバンク、敵地で日ハムと対決! 二刀流・大谷の起用法は?【パ展望第22節】
プロ野球は第22節に入る。パ・リーグは首位・東北楽天イーグルスと猛追を続ける福岡ソフトバンクホークスとのし烈な順位争いから目が離せない。
2017/07/07
初戦は有原VS東浜
5位 日本ハム - 2位 ソフトバンク 札幌ドーム 4勝8敗
前回はソフトバンクが3連勝を飾ったが、舞台を日本ハムのホーム・札幌に移しての結果はどうなるか。
日本ハムの初戦先発は有原航平が上がる。6月に復帰してから3試合連続ハイクオリティスタートをマーク。チームの先発陣が危機的状況のなか、エース格としてプライドを見せたい。
2戦目の先発は浦野博司が先発か。3戦目は前回登板で復活勝利を挙げた上沢直之だろう。前回のロッテ戦ではストレートが切れ、カーブ、フォークなどの変化球をコントロールよく決めていた。同じピッチングができれば、大きく崩れることはない。
打線は大田泰示が前日のゲームで負傷交代。ここで離脱となるとやや苦しいが、前節からスタメン入りしているドレイクはかなり存在感がある。チームを活気づけるアグレッシブさがある。
二刀流の大谷翔平を含めて、どう打線を組むか。現状、西川遥輝が絶好調だ。西川に出塁を期待するのか、3番に入れてチャンス拡大を期待するのか。松本剛、レアード、DHの大谷と上手く絡めていきたい。
ソフトバンクは、横綱相撲のような戦いができるようになってきた。このまま勝利を重ねていきたい。初戦先発は東浜巨と発表されている。東浜のクイックと捕手・甲斐拓也のスローイングで、ほぼ盗塁は許さない。その中での西川、中島卓也とのせめぎあいも注目になる。
2戦目は千賀滉大、3戦目はバンデンハークか。千賀は復帰した前回登板で力を発揮できなかった。オールスターを控えた最後の登板だけに、いい形で締めたいところ。3戦目のバンデンハークはここ2試合、勝利がない。強気のピッチングで勝利を導きたい。
打線は3番の柳田悠岐が好調。前節は苦手だったオリックス金子千尋から本塁打を放つなど、エンジン全開の印象だ。今宮健太、松田宣浩らもしっかりと振れている。川島慶三、川崎宗則ら日替わりで起用される選手たちも準備万端。首位奪取へ向けていい方向に進んでいる。