元中日の宣銅烈氏、野球韓国代表の新監督に就任 史上初の代表専任監督に
2017/07/24
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韓国野球委員会(KBO)は、24日に元中日ドラゴンズで抑えとしても活躍した宣銅烈氏(54)が、野球の韓国代表の新監督に就任すると発表した。『聯合ニュース』が報じている。
宣氏は、2020年の東京五輪まで史上初となる代表専任監督して代表を率いる予定で、今年の秋に東京ドームで新たに始まる「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」で監督デビューを果たす。
KBO史上で最高の投手とも評される宣氏は、11シーズンで146勝40敗、132セーブ、防御率1.20という驚異的な記録を残している。また、1996年から99年までは中日ドラゴンズに在籍し、2年目には当時の日本記録である38セーブを挙げるなど、日本球界の4年間で98セーブを記録。大活躍した。
また、引退後は2005年からは三星ライオンズの監督に就任し、初年度から2年連続で優勝を飾るなど、監督経験の8シーズンで530勝479敗を記録している。また、06年、17年のWBCでは投手コーチも経験していた。
韓国代表監督は今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)までは金寅植氏が就任していたが、1次リーグで敗退したこともあり、辞任していた。
侍ジャパンのライバルチームに日本球界をよく知っている宣氏が就任。現行の契約では21年のWBCは含まれていないが、19年のプレミア21や東京五輪では侍ジャパンと対戦する可能性もあるだろう。レベルの高い戦いを期待したい。