巨人ファンが語る「ベテラン井端弘和が活性化させる2015年内野レギュラー争い」とは?
オープン戦からジャイアンツのベテラン陣が、存在感を発揮している。彼らの活躍によって、レギュラー争いがさらに活性化している。
2015/02/27
ベテラン陣の調整は順調そのもの
巨人アラフォー・カルテットが元気だ。
22日、楽天とのオープン戦で高橋由伸(39)、井端弘和(39)、相川亮二(38)、金城龍彦(38)が揃ってスタメン出場。
2番セカンド井端、5番DH高橋、8番レフト金城、9番キャッチャー相川。
酸いも甘いも知り尽くした4人のアラフォー、ジャイアンツ新名物「フォーティーフォーマグナム」。
今、彼らの存在がV3チームのレギュラー争いを活性化させている。
相川は韓国SKとの練習試合で移籍後初アーチ。
25歳の若い小林誠司に対して「負けられないし、負けたくない」と闘志むき出し。熾烈な正捕手争いが勃発中だ。
順調すぎる調整を続けるベテラン陣に対して、原監督も井端と金城の名前を挙げ絶賛。
巨人で2シーズン目を迎える井端は、今季も実戦で二塁・三塁・遊撃を守るユーティリティぶりをいかんなく発揮。
おそらく、井端の存在に最も刺激を受けているのは片岡治大だろう。
昨年は打率.252、6本塁打、32打点、24盗塁、OPS.644。ちと不安定な二塁守備(11失策、守備率.983)。
自身4年ぶりの100試合突破となる126試合に出場したものの、平凡な成績に終わった。
それでも、やはり片岡は片岡だ。そのポテンシャルは寺内や藤村と比較しても頭ひとつ抜けている。
冷静に考えて6本塁打放つ小力と20盗塁以上できる脚力を併せ持つ二塁手は、巨人に最も足りなかった人材である。
怪我さえしなければ、レギュラーほぼ確定の背番号8。
って、ちょっと待ってよ。そんな予定調和のアングルに、割って入ったのが5月で40歳になる井端である。
どんな仕事にも、競い合えるライバルの存在は重要だ。
例えば、駅前にひとつだけあるラーメン屋。
普通にやっていればお客が来るから、新メニューを開発する必要もない。
競合店なき悲しいマンネリ・ラーメン。ヌルいぜオヤジ、このスープ。
それが井端という競争相手が近くにいることで、片岡も危機感を持って巨人2年目のシーズンを迎えられている。