西武・菊池が10勝目! 12Kの力投で接戦制す「一番うれしい勝ち方」
2017/07/28
埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手は27日、オリックス・バファローズ戦(メットライフドーム)に先発し、7回無失点12奪三振の力投で今季10勝目を挙げた。ハーラートップに並び、防御率も1.96でリーグトップに立った。
今季初の中5日での登板。変化球と直球を織り交ぜた118球の粘投で、2-0の苦しい試合をものにした。
序盤はスライダーとカーブで三振を重ね、中盤からはストレートで押した。「ギアをあげたいところであげきれなかった」という前回登板の反省を生かし、変化球を効果的に使った。ここぞの場面では直球で勝負し、緩急をつけた投球で相手打線を抑えた。
5回無死満塁のピンチには浅村栄斗のファインプレーが飛び出し、二ゴロと投ゴロ併殺で切り抜けた。「粘れて一番うれしい勝ち方」と安堵の表情を浮かべた。
2年連続の2桁勝利達成については、「けがなくやってこれたから」と謙虚な姿勢。「チームが3位じゃなくて、1、2位狙っている。そのために勝ち続けていく」と話した。